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経済
グランフロント大阪開業 ルクアなど固定客確保に全力
2013.1.16 22:27
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「グランフロント大阪」の商業施設の概要が16日に発表され、近隣の商業施設などからは「街全体への集客力が高まる」と歓迎の声が上がった。ただ、消費規模が大きく伸びない限り、限られた顧客の食い合いは避けられない。JR大阪駅周辺では平成23年以降、百貨店の増床や新規出店が相次ぎ、生き残り競争が激化する“梅田流通戦争”の最終局面が幕を開ける。
グランフロント大阪の最大のライバルが23年5月に開業したJR西日本系ファッションビル「ルクア」だ。「無印良品」など一部テナントが重複しており、今後は店舗の統廃合も懸念される。ルクアを運営するJR西日本SC開発の中山健俊社長は「手ごろな価格帯の品ぞろえや、カップルで楽しめる店づくりなどを愚直に続けるだけ」と述べたが、グランフロントと同業態だけに顧客の囲い込みは課題だ。
ルクアでは昨年12月29~30日からカード会員限定セールを開催するなど、顧客の囲い込みを強化。ルクアはグランフロント大阪の開業に合わせて、全館規模のセールを行うなど、対抗姿勢を鮮明にしている。
同様にJR大阪駅南側の大丸梅田店も、婦人靴や女性向けカジュアル衣料品売り場の品ぞろえを拡充する。あわせて4月27日に開業30年を迎えることから、記念催事の実施などを年間通して行い、集客強化につなげる狙いだ。
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