最終更新: 2013/01/27 12:30

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「有名カレー店」元社長ら2人、950万円詐取容疑容疑で逮捕

有名カレー店を以前に運営していた会社の元社長が、詐欺の疑いで逮捕された。
「上海2号店オープン、着実な店舗展開」と、華々しく海外進出をアピールする新聞。
この新聞は、カレー専門チェーン店「バルチックカレー」を以前、運営していた会社「バルチック・システム」が発行したもの。
現在、バルチックカレーは、別会社が運営している。
この「バルチック・システム」は、「重油の輸送に50万円投資すれば、5年で245万円の配当が得られる」などとうたい、無登録で出資金を集めていた疑いで、3年前、家宅捜索を受けていた。
そして25日、都内の女性11人からあわせて950万円をだまし取った疑いで、元社長・吉野幸則容疑者(48)ら2人が逮捕された。
家宅捜索の2カ月後、FNNは、逮捕前の吉野容疑者に単独直撃していた。
2010年4月、元バルチック・システム社長の吉野容疑者は「間違いないビジネスだなというふうに思ってました。(配当は)たしか78%ぐらいは可能ですよ」と語っていた。
吉野容疑者は、サウジアラビアから中国・青島への重油の輸送に投資すれば、8割近い配当が出るとしていた。
しかし、ビジネスは、うまくいかなかったことを明かしていた。
2010年4月、吉野容疑者は「実際のところは、5月に集めて、1年後にまず配当の予定だったんですけど、11月に石油の大暴落がありまして。今(重油を)売ると、損が確定するというので、在庫として寝かせるから待ってほしいと(言われた)」と語っていた。
実は、吉野容疑者の会社はほかにも、投資ビジネスをめぐって出資者とトラブルを抱えていた。
トラブルに巻き込まれた男性は「中国でカレー店を展開するということで、それに対する投資。みんなで投資して、その利益を還元するという話」と話した。
男性は200万円を出資し、1年目で40万円ほどの配当があると説明されていたという。
トラブルに巻き込まれた男性は「カレーライス大好きですし、業界第2位という触れ込みでしたので、これは信用できる会社だということで...。(1年たって帰ってきた配当は?)ないです。実際の配当はない」と話した。
数々のトラブルを抱える吉野容疑者。
しかし、取材に対しては、詐欺ではないと強調する。
2010年4月、吉野容疑者は「確かに金商法(金融商品取引法)に関しては、ちょうど過渡期で、われわれもうっかりしたところとか、ミスは認めますけど、詐欺だとか、その他の偽ファンドみたいな意思は全くありません」と話していた。
逮捕された現在は、調べに対し、「結果的に会社の借金に充てたが、出資者をだましたつもりはない」と供述している。
警視庁は、吉野容疑者らが138件の投資ファンドなどを運営し、少なくとも77億円を集めていたとみて捜査している。

(01/25 19:13)


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