甘利経済再生担当大臣は、世界経済を議論するスイスでのダボス会議に出席し、日本が「アベノミクス」でデフレから脱却する決意を世界に表明しました。
安倍総理大臣の代理としてダボスで演説した甘利大臣は、デフレや少子高齢化など困難な問題の解決方法を示し、世界に貢献していくと強調しました。演説では、「アベノミクス」という言葉も紹介し、「財政出動」「金融緩和」「成長戦略」と財政健全化も目指す方針を説明しました。安倍総理も中継で参加し、安倍政権の使命は、デフレから脱却し、日本経済を再び成長軌道に乗せていくことだと訴えるなど世界への発信を重視しています。
甘利経済再生担当大臣:「想像以上に(日本が)注目されている。日本の提案している新しい政策を評価し、支持するという声が相次ぎました」
ただ、参加者から、「日銀の独立性」「金融緩和による為替操作への懸念」についても問われるなど警戒感もあらわになりました。また、IMF=国際通貨基金は、安易な財政出動に警告も発しています。経済成長と財政健全化の道筋を示し、かつ結果も出す。安倍政権は世界に対しても重い公約を示したことになります。