FWチアゴは天然キャラクターで爆笑を誘った。久米GMからの紹介では「大物ぶりを発揮してくれてる」と、22日に千葉から名古屋に引っ越しした際、新幹線で隣に座った客の電話を借りて巻スカウトに迎えの時間を伝えたエピソードを披露された。
今季の目標を問われると「この1年間で15点くらい決めたい」と昨年のMF田鍋の10ゴールを上回る数字をぶち上げたが、会見後は「本当はジュウゴールって言おうとして間違えた」と赤面していた。
◆望月「将来は海外」
MF望月は野洲高の先輩であるフランクフルトの日本代表MF乾の名前を出して、大きな目標を語った。会見で抱負を問われ、「1年目からチームに貢献したい。プロ入りは自分の中では通過点。先輩の乾さんみたいにいずれは海外で活躍できるようになりたい」とキッパリ。家でリラックスするときも録画したFCバルセロナの試合を見ていたという筋金入りの海外サッカー好きで、「球際の強さを身に付けたい」とまずはグランパスでの成長を誓っていた。
◆牟田「3番は誇り」
97年の固定背番号制導入以降新人で初めてレギュラー番号をつけることになった牟田は、「3番という番号をもらえたことは誇らしく思うし、名古屋の3番と言えば牟田と言われるようにやっていきたい」と喜んだ。
会見では今季の目標を問われて「5試合以上出て、A契約になれるように」と控えめに答えたが、「高い壁を乗り越えるためにここにきたし、乗り越えれば違う世界が見えてくる」と闘莉王、増川、ダニエルの3人に挑戦状をたたきつけた。
◆ニッキも麻也一目
DFニッキも、本多と同様にグランパスU−18に流れるマヤイズムの継承を誓った。ジュニアユース時代交流があり、「麻也くんは面白くて話しやすくてすごい人。でもピッチに入ると表情が変わる。オンとオフの切り替えを見習いたい」と話した。背番号はかつて本田圭佑がつけていた「24」となり、「グランパスのなかでは非常に思いの強い番号。プレッシャーに負けないように、この番号にふさわしいプレーをしていきたい」と気を引き締めていた。
この記事を印刷する