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【グラニュース】


本多、麻也継ぐ

2013年1月27日 紙面から

 名古屋グランパスは26日、豊田スタジアムで新入団選手の発表会見を開いた。阪南大から加入するDF本多勇喜(22)は名古屋グランパスU−18時代にチームメートだったDF吉田麻也(24)=サウサンプトン=の継承者を目指すと宣言。プレー面はもちろん、流れるようなトーク力でも偉大な先輩を見習うと語った。

 無数のフラッシュを浴び、本多はひな壇でうれしそうにほほ笑んだ。目標とする選手を尋ねられると、迷わずに吉田の名前を挙げた。「先輩の麻也選手のように、いずれは世界に羽ばたいて活躍したい。面白い面も勉強したいですね」。2つ年上の先輩をピッチ内外でお手本にすると語った。

 高1時にグランパスU−18に入った本多にとって、吉田はあこがれの存在だった。「ヘディングも強いし、フィジカルの強さもある。チーム自体も強かった」。当時の本多はDFの控え。吉田の一つ一つのプレーにレベルの差を感じた。

 吉田はユーモアセンスも超一流。07年のグランパス入団会見では「ボンジュール」とあいさつして話題を集めた。著書は10万部を超えるベストセラーになっている。本多は「昔から面白いことを言っていましたね。正直、自分はあんなふうにしゃべるのが苦手です」と苦笑した。

 会見に先だって久米GMは、「やんちゃ。けんかっ早い」と本多を紹介した。闘争心は人一倍。無口で、気持ちを行動で表す武骨キャラだが、プロともなればある程度の話術は必要。麻也イズムの継承は、一流選手への近道でもある。

 本多は自己紹介で、「ヘディングはデカい選手にも競り勝てる。1対1も自分ではイケていると思っている。見ていてください」と自信を口にした。1年目後半にレギュラーを奪った吉田のように、本多が定位置争いに割ってはいる。 (木村尚公)

 

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