菅野＆阿部　１月中に初バッテリー

　巨人の１軍キャンプメンバーが２６日、恒例の先乗り合同自主トレに向けて宮崎入りした。新人で唯一メンバー入りしたドラフト１位の菅野智之投手（２３）＝東海大＝は１月中にブルペン入りする意向を示唆。主将の阿部慎之助捕手（３３）との初バッテリーが早くも実現しそうだ。

　宮崎入りした菅野は程よい緊張感に包まれていた。「アピールするのはマウンドだけど、新人なのでそれ以外でもとにかく元気を出していきたい。（ブルペンは）機会があれば早めに入りたい」。引き締まった表情で抱負を語った。これに対し、阿部も「若い子も入っている。彼らがすんなりとキャンプに入っていけるようにしたい」と全面サポートを約束。菅野の球を受けることに関しては以前から「タイミングが合えば」と話しており、２月１日のキャンプインを前に、新たなバッテリーが結成される可能性が高い。

　菅野の受け入れ態勢を整えているのは阿部だけではない。この日の夜には宮崎市内の飲食店で投手会が開催。選手会長の内海からは「智ちゃん、緊張してるか？　今日で壁がなくなるから大丈夫や」と声をかけられた。頼もしい先輩たちのアシストを受け、着々とＧの一員への道を歩んでいる。　（臼杵秀之）