巨人が目前となったキャンプでの侍たちの扱いに頭を悩ませている。チームが抱える大量8人のWBC日本代表候補は今後、宮崎で一斉にスピード調整に取り掛かる。そこで首脳陣が心配しているのが“居残り組”への影響だ。張り切る侍たちに引きずられて若手がパンクするのを恐れ、一部からキャンプでWBC組を隔離するプランが浮上している。
グアムで自主トレを行っていた阿部慎之助捕手(33)が、坂本や長野ら後輩野手を引き連れて帰国。真っ黒に日焼けしたGの主将は「最初は(天候が悪く)どうなるかと思ったが、最後のクールもやるべきことが全部消化できた」と充実した約2週間を振り返った。
WBC開幕まで残り1か月強となったが、現時点で阿部にまだ焦りはないようだ。「急いでもいいことはない。合同自主トレまでは少し(ペースを)落とし気味にいく。(キャンプ初日の)2月1日にしっかり入ることが大事。そこから調整していければ」と語った。阿部の脇を固める2選手も同様で、坂本は「(WBCは)そんなに意識していない」と、ここまでは例年通りのペースを強調。長野もWBCについて「意識していなくても頭のどこかに引っかかっているもの」と入れ込んだ様子はなかった。
内海、山口、澤村ら投手組も既にグアムから帰国。これで村田と杉内を加えたチームのWBC代表候補8選手が国内に揃った。今後巨人の侍たちは、宮崎キャンプで一気に調整ペースを上げるつもりでいる。
ただしこのことが、首脳陣の悩みの種にもなっているようだ。巨人が宮崎を離れる13日までは、8人の侍候補たちも自軍と行動を共にする。16日のスタッフ会議では、首脳陣の一部から「キャンプではWBC組のハイペース調整も心配だが、それを見た若手がペースを乱さないかも心配」という声が上がった。
なかでも心配なのはブルペンだという。あるスタッフは「内海、澤村、山口あたりは飛ばしてくるだろうし、段階を追ってステップを踏むべき若手が、それを見てどう思うか」と表情を曇らせる。そこで会議では「WBC組は(野手と投手の)班別にまとめて、時間帯などもずらして調整させたい」との意見が上がった。既にドラフト1位ルーキー・菅野(東海大)には、合同自主トレ中にブルペン入りしないよう通達している。これも侍投手陣に刺激されてパンクするのを恐れての措置のようだ。
WBCが近づけば侍候補が張り切るのは当然だが、チームが見据えるのはあくまでシーズンの開幕。今春は首脳陣にとってやりくりが難しいキャンプになりそうだ。
バップ (2013-03-20)
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