• ちょっと思ったこと。
  • すみません、エッセイに近い内容ですので、読み流すか読まないかの二択でお願いします。











      先日、とある私の好きな作家さんのエッセイを拝読して、ちょっとばかし感想を書いたのです。

     かなりきっぱりとものを仰る方が、思うままに書かれているので、まあ色々感想あるんだろうなー、と思っていました。少し過激な感じもあったもので。


     で、今日感想欄をちょこっと覗かせてもらったのですが、ね。

     ……あれは近日、なろうのサーバに感想消されるんじゃなかろうか。


     もうね、個人攻撃批判の嵐で、とてもまともに読めたものではありませんでした。

     確かに作者様も結構批判の口調が強かったし、ある程度言われても仕方がないとは思うのですが、喧嘩を売ってどうするのです?

     親しき仲にも礼儀ありというくらいですし、もう少し言い方というものがあると思うのです。

     
     なろうのサーバさん側からも、「感想はマナーを守って書き込みましょう」とあります。

     私はこれを、「面と向かって言えるレベルでものを言おう」と翻訳しています。

     画面の向こうにいるのは、自分の周りにいるのと同じ人間です。酷い物言いをすれば傷付くのだからして、言葉は選びましょう。


     討論は推奨派ですが、討論とは悪口を駆使して相手を叩き潰すものではありません。

     互いの意見を尊重し、その上で自分の意見を主張して、相手の考えに欠点があればそれを指摘し、更に良い意見となるように考える。

     感想で反論なさるのは結構ですが、上のことを踏まえた上で感想を書いたと、本当に言えるのでしょうか。

     
     あれは批判ではなく、個人を貶める行為です。一大人として、恥ずかしい事だと思います。

     あ、全員が全員ではありませんよ。きちんと感想として冷静に意見を仰っている方もいます。

     ですが中には、相手の人格を丸ごと否定するような物言いをなさる方もいて、「それってどうなの」と。


     いい年した大人が、そんな事をするなんて、と思うのは、私が青臭いからなのでしょうか。

     あれを批判するのが子供の行為ならば、私はそんな大人になんてなりたくないな、と思うのです。
















      もうひとつ。ここからは更に一段階上がって批判されかねない内容なので、若者の戯言と読み流せる方だけお願いします。














      本を読む、と言う行為は、本当に読解力が左右すると思います。

     深く物語が作られているものほど、受け手側の力が必要になるのです。

     ちょっと感想を見てみれば、その人がどこまで受け取れていて、どこから見落とす、あるいは理解出来ていないのか分かります。


     ある方は自分より遥かに良く読み込めていて、ある方は浅く読んでいる。


     それはまあ、当たり前っちゃ当たり前の話です。国語の成績のばらつき度合いとかを考えれば、まあ不思議はないかと。


      ですが皆様、先程の私の文章、引っかかっていただけたでしょうか。


    「ちょっと感想を見ていれば」


     ……そう。感想というのは、自分がどこまで読み取れたか、堂々と晒す場でもあるんです。

     怖くないですか?

     作者の意図したことをほんの少ししか受け取れずに意見を言って、それが全くの筋違いだとしたら、「どこ読んでんだこいつ」って思われてしまうのですよ?

     私は怖いです。だから、感想書く時は緊張します。


     同時に、世の小説の悪口を仰る方は、どこにそんな根性があるのかと。

     ある部分の悪口を言って、その部分のフォローが他のところで出てきていた場合、「自分はそれを読み取れませんでした!」と言っているようなものです。

     自分の読解力の低さを晒してしまう可能性があって、良くそんな口を極めて悪口が言えるなあ、と。


     ……ええ、ここで話は冒頭に戻りますよ。


     かのエッセイを批判する文章の中にも、作者様の訴えたことをまるっと見落としている方もいらっしゃりました。

     何というのでしょうか、まさに作者様が「そういう考えが嫌」と言っているそのものを書いている方もいて、「……えー」となるものもあったのです。

     
     繰り返します。感想はまんま、自分の読解力を晒す場です。書く時には、それなりの覚悟をしましょう。

     そして、自分に跳ね返ってくることを考えて、文章はしっかり考えて書きましょう。

     エッセイでの感想は特に、自分の考えを言ってしまいがち。自分の考えが口を尽くした悪口ってのは、ちょっとどうかと思いますよ。

     悪口を書きたおすまで貴方にとって気分が悪い文章なら、途中で読みやめてすっぱり記憶から削除しましょう。

     

     互いが気持ち良くなろうを利用出来るよう、礼儀正しく、考えて、感想を書きませんか。
  • 2013年 01月22日 (火) 18時44分

コメント

同年代で同じような考えの方がいて安堵しています。どんなことでも相手の意見・複数の意見を聞いたうえで判断し、冷静に自分の意見を考えることが大切だと思い、そうあろうと努力しています。
言い尽くされたことではありますが、「批評」「批判」「非難」はそれぞれ別ですし、ネット上とはいえ相手も「人」ですから。その辺のことを踏まえて発言してほしいというのは常々思うことです。

通りすがりで失礼しました。
投稿者:銀狼  [ 2013年 01月22日 (火) 23時44分 ]
なろうだけの話ではありませんが、ネットと言うものは向こう側の意識を理解出来てこそ意味を成すと思います。
現実とこっちは別にする人も沢山いますが、結局はPvP、人同士の関係だから、相手の意思を考え、汲み取り、理解した上で自己主張する事が必要なのでしょう。

ゼロコンマ何秒の世界で、それをする事が出来るのかがその人の力を示していると思います。

と、まあ、そんなわけで僕も同意しますよ。


自由権は公共の福祉に反しない限り最大限尊重される。
投稿者:名瀬 勝利  [ 2013年 01月22日 (火) 23時30分 ]
確かにそうだと思います。
今と昔は違う。皆対等かつ平等に意見が言える…
今私達が生きているのは、そんなご時世です。
私達創作者皆がそれぞれ個性があるように、読者にもそれぞれ個性がある。

でも、だからといって悪口を言っていいというものではないと思うのです。
読者の読解力が求められるのも頷けます。

言葉はある時には良薬、ある時は凶器または毒ともなることを分かっていない方がいるのも事実です。
私も、感想やユーザーの方達との関わりの時には緊張しています…

何が相手を傷つけるのかが分からないからです。
ネットはお互いの顔が見えませんし、それはメールでもいえることですが、見えないからと言っていいことと悪いことがあるぐらいは肝に銘じてほしいとも思います。
だから、私も気をつけようと心から思いました。
社会人になりたての若輩者ではありますが、気持ちは分かるので。

マナーはちゃんと守りましょう!
投稿者:薔薇マリン  [ 2013年 01月22日 (火) 22時09分 ]
はじめまして、知ったか豆腐と申します。某エッセイの感想でお名前を拝見してこちらに参りました。

さて、某エッセイは置いておくとして、感想のマナーについては心から賛成です。
ぼくも感想を書くときは緊張しますし、(現にこの書き込みをするのも緊張してます)書き込みをするまえには作品をもう一度読み直すくらいします。

書き込みをするときにはしっかりと考えてから書き込むのもマナーだと思ってます。
投稿者:知ったか豆腐  [ 2013年 01月22日 (火) 21時42分 ]
紫苑さんの仰る通りだと思いますよ。
私は共感します。

確かに昨今、自分の言いたいことがはっきりと言えるご時世ではあります。
しかし、だからと言って何を言ってもいいかというと、違う気がします。
「十人十色」という言葉に代表される通り、人間はその数だけ個性があります。
それだけ考え方があるのは当然のこと。
それを否定したり、非難するっていうのは、極端に言えばその人の個性にいちゃもんをつけることだと思ってしまうんです。…若輩者の戯言ですが。

「批判」と「非難」は違います。
しがない物書きとしては、言葉という道具を丁寧に気持ちよく使いたいものです。
投稿者:四季 華  [ 2013年 01月22日 (火) 21時31分 ]
>雪華さん
そうですよね。顔を知らないからと言って、何を言っても許されるという考えは絶対に間違っていると思います。

言いながら、自分に改めて戒めようと思いました。
投稿者:紫苑  [ 2013年 01月22日 (火) 20時37分 ]
紫苑さん、私もそう思います。
相手が、自分のことを知らないから
といって、相手の気持ちを傷つける
ような書き込みは、ネットでも慎む
べきだと思います。
(゜ロ゜)、私も気を付けなければ!
投稿者:雪華  [ 2013年 01月22日 (火) 19時47分 ]
>穂田さん

ですよねー。良かった、私1人じゃなくて……

マナーは大事ですね、本当に。こんな事であの方が執筆をやめられてしまったら、どう責任取ってくれるのかと(好きなのに……)。
投稿者:紫苑  [ 2013年 01月22日 (火) 19時17分 ]
仰る通りだと自分も思います。

相手の意見を頭から否定することなど社会人としてやっては行けないことだと考えています。

マナーを守った行動をしていただきたいですね。
(どれだけ多くの才能ある作家さんがいなくなったことか)
投稿者:穂田宗  [ 2013年 01月22日 (火) 19時14分 ]
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