自民・山本氏:日銀法改正で有志議連、岩田規久男氏講師に31日会合
1月25日(ブルームバーグ):自民党の山本幸三衆院議員は、日本銀行による金融緩和への取り組みはなお不十分として日銀法改正の国会提出を目指した有志による議員連盟を発足させる。31日の初会合には岩田規久男学習院大学教授を講師に、政府・日銀の共同声明などについて議論する。山本氏が25日、ブルームバーグ・ニュースの取材で明らかにした。
「デフレ・円高解消を確実にする会」と称する議連で、山本氏が会長に就任する。山本氏は勉強会の目的について「日銀法改正を目指す」と明言。その理由として「共同声明を見る限り、全然日銀は協力しようという姿勢がみられない。雇用についても言及していない。やはり日銀法を改正しないといけない」と語った。
議連の呼び掛け文は共同声明について「日銀の協力姿勢はまだ十分ではなく、このままではアベノミクスが失速してしまう恐れがある」と指摘している。
山本氏は、安倍晋三首相が野党時代に会長を務めていた「増税によらない復興財源を求める会」と「日銀法改正でデフレ・円高を解消する会」の幹事長として大胆な金融緩和や物価安定目標政策の導入について議論を重ねてきた。呼び掛け文は「デフレ・円高解消を確実にする会」は、安倍首相が会長を務めたこれら議連の「再スタート」と位置付けている。
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更新日時: 2013/01/25 15:50 JSTニュース一覧
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