旧広島市民球場跡地の活用策を検討してきた広島市の委員会は25日、最終報告案をまとめた。跡地に求められる機能として「緑地広場」「文化芸術」「スポーツ複合型」の3つを挙げ、組み合わせた案を含む4案を提示した。文言の修正を経て2月上旬、松井一実市長に最終報告を提出する予定だ。市長は市議会の意見なども聞いて今年度内に活用策を決める。
旧広島市民球場跡地委員会が示したのは、緑地広場を主な機能としたA案、緑地広場と文化芸術を組み合わせたB案、文化芸術を主としたC案、スポーツ複合型を主としたD案。A、B案にはそれぞれ2パターンがあり、計6パターンを盛り込んだ。概算事業費は7億4000万円から192億3000万円まで大きな幅がある。
A案は緑地整備を中心とし、イベント広場か、少年サッカー場などのスポーツ広場をつくる。事業費は2パターンとも7億円台と最も小さい。B案は約1200席のホールなど文化芸術施設を2棟建設し、イベント広場かスポーツ広場と組み合わせる。
C案は約130億円かけて約1900席の音楽ホールなどを建設。D案では2万5000人前後を収容できるサッカー場や、事務所などの複合施設を3棟建設する。
複数の活用策を示したことについて、山野井秀樹委員長(前広島青年会議所理事長)は「跡地活用策を1つに絞るのではなく、様々な角度から市民目線で提示するのが委員会の役割」と語った。また報告には跡地にふさわしいか、広島市の活性化につながるかといった視点から、各案への肯定的、否定的意見も盛り込んでいる。
跡地に残したライトスタンドや隣接する広島商工会議所ビルについては、景観を改善するために商議所移転を働きかける意見などを記した。
跡地委は商店街の代表者、有識者、経営者、大学生など約20人の委員で構成。2011年10月24日に第1回会合を開き、議論を続けてきた。
松井一実、広島市民球場、山野井秀樹、緑地広場、スポーツ複合型
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