桜宮高校の現役生徒やOB部員に聞いた“体罰”の実態(今西 憲之)

大阪市立桜宮高校のバスケットボール部で、2年生のキャプテンA君が昨年12月に自殺した事件。顧問のK教諭の体罰が原因とみられている。大阪市の橋下市長は、桜宮高校体育科の入試を中止して、普通科に振り替えて実施する方針を打ち出した。

<今回は桜宮高校が治外法権状態になっていたことが事件の原因>
<ルールを守る独立運営でなければならない>
<桜宮高校で起きた事案は、世間で言われる体罰事案ではありません。暴力事案です。そしてそれが常態化していました>
<僕のところに次から次へ届く情報・事実を基に判断すると、今の状況ではとてもではないが、新入生を迎え入れる状況にはないと判断しました>

とツイッターで今回の措置となった背景を説明した橋下市長。一方で、在校生からは不満の声があがり、継続を訴える記者会見まで開かれた。橋下市長のいう桜宮高校の「実態」とはどのようなものなのか? 桜宮高校のバスケットボール部の現役生徒やOB部員などに話を聞いてみた。

現役部員の話。

「バスケットボール部では、体罰が日常的です。K先生は、口で注意すると同時に手が出るというタイプ。こら、アホって言いながら、もう手が出ている」
「練習ではもちろん、試合中でも張り手、ビンタが飛んでくる。K先生もめちゃめちゃ、力が強いから、痛さは目から星が出るほど、痛い。ただ、それが体罰という表現がいいのかどうか、ちょっとわからない」

自殺してしまったA君。その葬儀に、この部員も参列した。大阪府茨木市の寺で執り行われた、葬儀。

「A君のお母さんが、先生、出てきてとK先生を焼香台の前に呼びつけました。寺の中はシーンとしてK先生が前に出て行った。そして『これは指導? それとも体罰なのか』と詰め寄りました。最初、K先生は黙ったまま。お母さんはその態度に怒って『ちゃんと説明もできないのか』とさらに詰め寄ると、K先生は『やりすぎていたのかも』と小さな声で話していた。A君の親族も、同調するような感じで騒然となりかけたが、A君のお父さんが冷静にととりなしていた。最後はK先生、土下座していた」

自殺した、キャプテンだったA君。

「A君は小学校時代からK先生から目をかけてもらい、その指導を受けたいと、桜宮高校に入学した。A君がキャプテンというのは、どうかという意見があったのは事実。けど、それで発奮して成長することもあります。決して、問題ある指名ではなかった。たぶん、K先生もそんな思いだったのでしょう」

「確かに、A君はキャプテンになってよく張り手を食らっていた。口元に血をにじませていたこともありました。しかし、A君だけでなく、たいていビンタを食らっていますからね。蹴りを入れられることもありますから」

一連の報道では「30~40発殴られた」「二軍に落とすからと言われたのがショックで自殺した」などとも報じられた。この部員はそれについて

「もしK先生から30、40と殴られたら、即刻、病院行き。救急車、呼ばなきゃいけない。二軍ってBチームのことですが、それは年中、誰にでもK先生は言っている。それが原因とすれば、かなりA君が思い悩んで、追い込まれていたと思います」

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  • kureha999

    体育会系と呼ばれる人たちが、「昔から体罰とか、しごきとか普通にあったよ。」と当たり前のことのように自慢げ(私にはそう聞こえる)に話すのを何かズレていると感じていた。
    こういうことなんだ。教育って大事だ。間違った教育が間違った人を作って、間違ったままの人が親になり、教育者になっていく。そしてその子供たちも…。
    普通の一般人にしてみれば、こういう人たちが世に放たれるのは恐怖を感じる。持っている常識がちがうのだから…。
    ものの善悪を教えるのは教育の基本。暴力はいかような立場であれ、愛情があろうとなかろうと、悪である。
    「愛の鞭=成長を促すために与える試練≠暴力」基本的すぎる所が間違ってるんだ。
    恐怖でしか引き出されない能力なんて先が知れてる。その時だけ良ければいいってものでは無いだろう。
    きちんと言葉で、頭で理解させないと。
    これが出来る人がいい先生なんだよ。

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