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【大相撲】

日馬 屈辱バネ12連勝

2013年1月25日 紙面から

日馬富士(右)がはたき込みで琴奨菊を下す=両国国技館で(久野功撮影)

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◇大相撲初場所<12日目>

 (24日・両国国技館)

 横綱日馬富士(28)=伊勢ケ浜=が大関琴奨菊をはたき込み、12戦全勝で単独首位を守った。ただ一人1敗で追っていた横綱白鵬(27)=宮城野=は大関琴欧洲に寄り切られ、大関稀勢の里、平幕高安とともに2敗で並んだ。日馬富士が13日目に稀勢の里に勝ち、白鵬と高安が敗れれば、日馬富士の2場所ぶり5度目の優勝が決まる。十両は貴ノ岩が2敗で単独トップ。

 汚名返上にかける日馬富士の強い思いが、もうすぐ実る。目前で白鵬が敗れた直後の大関琴奨菊との一番。鋭く踏み込み、左右の突きで相手の上体を起こし、相手が飛び付いてきたところを絶妙のはたきで仕留めた。わずか1秒9。気持ちが緩むどころか身上の速攻がさえ渡った。

 「はたいたのは流れ。自分らしい立ち合いができれば、あとは体が動いてくれる」と自画自賛。白鵬が敗れ、優勝争いが2差リードに広がったことには「ボクはきょうの一番の立ち合いに集中してたから」とあえて関心を寄せなかった。

 これで土つかずの12連勝。験担ぎで知られる日馬富士は今場所、当初3種類の化粧まわしをローテーションで使う予定だったが、勝ち続けているため急きょ、残りの2つは温存。そんな好リズムにも乗って13日目は2敗で追走する大関稀勢の里を迎え撃つ。「アイツと当たるたびに楽しみだ。納得できる相撲をとりたい」と力を込めた。

 12日目終了時点で2差リードを逆転されたケースは過去3例あるが、13日目となると皆無。つまり2敗グループの勝敗関係なしに稀勢の里を下せばV率は100%にはね上がる。

 北の湖理事長(元横綱)も「2差は大きいね。優勝は日馬富士に傾いてきた。まだ分かりませんけど、2差はなかなか詰まらないと思う」と断然有利を強調した。

 そんな周囲の声をよそに「星数は関係ない。とにかく明日の一番だけ。今は集中できているし、横綱の責任を果たそうという気持ちが強い」と日馬富士。

 終盤5連敗を喫して9勝6敗で終えた悪夢の先場所を乗り越えて、早ければ13日目にも横綱昇進後初の賜杯が手に入る。 (竹尾和久)

 

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