雪が降る あなたは来ない
雪が降る 重い心に
耐えられない静けさ 真っ白な孤独
今日もあなたは 来ないだろう
望み絶たれ 泣き叫んでも
無情の雪が ただ降るばかり・・
(アダモ雪が降るより)
雪が降り落ちる・・ 
哀しみが降り落ちる・・
(郡山のHさん撮影)
給餌を終えて帰る人を じっと見つめるわんちゃん・・
遠くなり 小さくなっても
こちらを見ているその姿が あまりにも不憫だ・・
もし 君が五文字の言葉だけを話せたら
君は きっとこう話すだろう
また 来てね
と・・
もし彼に 五文字の言葉を伝えられたら
きっと こう伝えるだろう
また 来るよ
と・・
少しくらい お腹が空いてもガマンするよ
少しくらい 寒くてもガマンするよ
でもね・・
独りぼっちだけは ガマンできないんだ・・
真っ暗な夜だけは
淋しくて 悲しくて 泣きたくなるんだ・・
ボクらは 喋れないよ
ボクらは 弱いよ
だからって こんなのないよ
だからって あんまりだよ。。
ボクらが なにをしたの
ボクらが なにがいけないの
あなたを 信じてただけだよ
あなたに 甘えたいだけだよ
ボクらだって 笑っていたい
ボクらだって いっぱい食べたい
ボクらだって 暖たまりたい
ボクらだって 生きていたい・・
  
にじむ 街の灯を ひとり見ていた
福島の街は 哀しい色やね
泣いたら あかん 泣いたら
切なくなるだけ・・
(悲しい色やねより)
大きな家 いい車を求め
夜は一家団欒に食事をして 暖かい布団で安らかに眠る
こんなにも幸せな 私たちがいる
楽しみの一つもなく
がちがちに凍ってしまった餌を食べ
夜は独りぼっちで 氷の布団で眠るものが いる
原発の 最大の被害者は国でもなく人間でもない
虹の橋を渡った数十万の動物たちと
今 ここに取り残された400の犬猫たちだ
ここで 生命を育み生きようとするこの子たちに
私たちが 出来る限りのことを してあげること
これが 道徳を通り超えた私たちの一つの義務ではないだろうか
彼らのために・・
2013 1 23