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両陛下 人質事件の犠牲者を悼む
1月24日 18時53分

宮内庁によりますと、天皇皇后両陛下は、アルジェリアで起きたイスラム武装勢力による人質事件が明らかになった今月16日以降、人質となった人たちの安否を気遣われてきました。

起床してまもない午前6時ごろから夜まで、テレビや新聞をできるだけ見るようにして、事態の推移を注意深く見守られてきたということです。
事件発生から2日後の今月18日には、東京都内で常陸宮さまの喜寿を祝う夕食会が予定されていましたが、お祝い事はふさわしくないとして、延期を決められたということです。
そして、安否が不明になっていた人たちの死亡が確認されたと報じられた際には、大変心を痛めた様子だったということで、23日には宮内庁の職員に「政府専用機はいつ日本に戻ってくるのでしょうか」と尋ねるなど、亡くなった人たちの遺体が日本に戻る日を気にかけられていたということです。両陛下の側近の1人は、「事件の犠牲となった人たちに強く心を寄せ、死を悼まれているからこそ、遺体が戻る日を尋ねられたのだと思う」と話しています。

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