トップページ社会ニュース一覧日揮“氏名の公表に理解”
ニュース詳細

日揮“氏名の公表に理解”
1月24日 17時38分

アルジェリアで起きたイスラム武装勢力による人質事件で、プラント建設大手の日揮は24日午後、記者会見し、新たにフィリピン人のスタッフ1人の死亡を確認したことを明らかにしました。
また、菅官房長官が、死亡が確認された日本人9人の氏名を政府として公表する考えを示したことについて、「当社としても理解をしている」と述べました。

日揮は24日午後、横浜市の本社で記者会見し、現地時間の23日午後6時ごろ、日揮の幹部や現地のスタッフが首都アルジェの墓地にある霊安所で、棺に納められた遺体を1人ずつ確認した結果、新たにフィリピン人のスタッフ1人の死亡を確認したということです。また、菅官房長官が、死亡が確認された日本人9人の氏名を遺体の帰国後に政府として公表する考えを示したことについて、日揮の遠藤毅広報・IR部長は、「遺族にも最大限の配慮をしていただきつつ、政府として氏名を公表することについては当社としても理解をしている」と述べました。
そのうえで、「会社としては、犠牲者の遺族や関係者にこれ以上のストレスやプレッシャーをかけたくないという姿勢は変わらない。現時点で会社としてどのように対応するか詳細は決まっていないが、政府が氏名を公表したあと、何らかのコメントを出したい」と話しました。
死亡が確認された日本人9人の遺体は、無事だった7人や日揮の川名浩一社長らと共に、政府専用機に乗ってアルジェを出発したということで、早ければ日本時間の25日朝にも帰国する見通しだということです。

[関連ニュース]
このページの先頭へ