「心に残るプレゼン」の5つのポイント

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2012/04/10



photo credit: M.Angel Herrero via photopin cc



プレゼンをすることも多いですが、カンファレンスなどで聞くことも多いです。

とある方にプレゼンのアドバイスを行ったのでメモがてらポイントをまとめてみます。


1. 「心に残したいキーワード」を一つだけ定める

心に残るプレゼンは、シンプルなメッセージを私たちの胸に残してくれます。

プレゼンをするシーンや観客にあわせて「自分は一体彼らの心に何を残したいのか」と問いかけ、最適な答えを、できればその都度用意しましょう。

キーワードは基本的に一つに絞るべきです。
複数のキーワードを提示する際は、例えば「一つのメインキーワード」と「三つのサブキーワード」といった構造を意識しましょう。「結局何が言いたいの?」という印象を残してしまっては最悪です。


2. 課題を語り、共有する

観衆の方々と、皆さんが取り組んでいる「課題」を共有できたとき、あなたの言葉はまさに心に残るものとなるでしょう。

著名な投資家Dave McClureが口をすっぱくして伝えている通り「課題を語る」べきです。それも「共有できる課題」です。解決策を語る時には、「あー、それ確かに必要だよね!」と思ってもらえるよう意識しましょう。

課題の共有は、プレゼンでもっとも重要なプロセスです。ここさえできてしまえば、もう話をする必要はないくらいです。


3. ストーリーを交える

印象的なストーリーを入れ込みましょう。自分自身が体験したストーリーでも、歴史上の偉人の話でも良いでしょう。

観客を注意深く見てみると、あなたがストーリーを語り始めた時、アテンションが高まることを感じ取れると思います。これは貴重なメリハリなので、プレゼンが長時間に及ぶ場合は、タイミングを見てストーリーを織り交ぜていきましょう。


4. 自信をもって自分の言葉で語る(資料に頼らない)

充実した資料はあなたに安心を与えますが、せっかくのプレゼンの価値を落とします。その不安を払拭できるほど、十分な練習を行う必要があります。

プレゼン資料は文字は最小限、ビジュアル重視が鉄則です。キーワードやイメージに秘められた想いを、自分の言葉で語りましょう。

また、マイクやプロジェクターといった機材にトラブルが起きた際も、余裕をもって対処しましょう。観客をハラハラと心配させることは、避けなくてはなりません。スティーブ・ジョブズよろしく、ちょっとしたジョークなんかを取り入れられれば、よりクールな印象を与えられるでしょう。


5. 比喩を使う

たくさんのプレゼンを見ていると、印象的な話し手は、比喩を使うのが非常に上手いことに気付かされます。

比喩はあなたの伝えたいことをビジュアル化し、観客一人ひとりの脳に焼き付ける効果を持ちます。過度に比喩を多用するのもナンセンスなので、スパイスのように活用していきましょう。

例えばこの記事をより印象づけたいなら「プレゼンは、文字通り聞いてくれる方々へのプレゼントのようなものだ」という比喩が効果的かも知れません。ビジュアル化する効果があることを体感して頂けるかと思います。


ここら辺を気をつけると、とても良いプレゼンになると思います。何かの参考になれば幸いです。

かくいう僕はまだまだなので、えらそうなことも言えないんですけどね…。やっぱり十分な練習時間を確保するのがなんだかんだで難しいです。



プレゼン本では下記を抑えておきましょう。どちらの書籍もプレゼンする機会が多い方は必読です。

プレゼンテーションzen


スティーブ・ジョブズ 驚異のプレゼン―人々を惹きつける18の法則


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