第八話 新しい仲間
「さあ資源もこれだけあれば十分だし
どうせ装備はダイヤを使うしか無いんじゃね」
家に戻った後田中がそう言った
「だな」
「近い所のダンジョンは?」
「黒曜石の塔かな?」
この技を本当は使いたくないのだが
俺と田中が昔やった技だ
田中は作っていたとき、気づかなかったらしい
もちろんその方法は
ブロックを積み上げ一気に上まで行きボスを倒す(邪道プレイ)
これは・・・
「闇の心がまた笑っているぜ」
中二病は俺だけではない!!
田中、鈴がいるんだぞ いや鈴は無口だからいいのか、と
変な事を考えてみたり
とにかく中二病しかみえない言動をした田中はほっといて
「何処にあるんだ?」
「掘ってある」
いつそんな事をしたと言いたくなる
やっぱり流石は田中だ
「よし行こうか」
長い洞窟を抜けるとかなり大きい黒曜石の塔があった
「…ん?」
また鈴が何か言ったような気がした
「なんか言ったか?」
「おかしい…」
「どうした?」
「ボス・・・」
「ああ ボスは一番上にいるんだ って知ってたな」
慌てて修正をかける
「いない」
どうなってんだ、っていうか鈴、視力いくつだよ!
こっから200mはあるはずだが見えるのか、
やはりどこぞの無口銀髪宇宙人のように人外なんだろう
って宇宙人じゃ設定がかぶるじゃないかと、どうでもいい所に俺は少し気になった
それは置いといて
「鈴さん、どういうことだ?」
田中が訊いた
「たおしてある」
「倒した?」
俺と鈴はずっと行動を共にしていたので
俺たち以外に誰かがいる事になる
「誰ですか?」
後ろに誰かいる、
しかしこの声は聞き覚えがあった
「剣我か」
俺の同級生、剣我だ
「お前もマイクラつけたら ここに来たのか」
「はい」 やはりこの飛ばされた原因はギンにあるのか
しかし何故に俺や田中なのかそこは気になる
「ここのボスはどうした?」
「あんなもの雑魚でしたよ」そんなわけないだろそれに…
「その装備で?」
剣我の装備は鉄の鎧、鉄の剣のみの強いとは言えない、装備だ
「私は視力もよく夜目も効くんです
それにボスも夜は寝る
これは私が発見した、ゲームと現実の違いですかね
夜のうちに黒曜石の塔に土をあの高台に繋げ、弓で起こした後
渡って来たところで壁を作り
別のほうに橋を作り両側に壁を作った後
土を高く積みそこから溶岩入りのバケツを投げつけてやりました」
はい…俺たちがしようとした作戦を完全にしてくれました
高台から塔までには広い湖があり、溶岩が来ても
水抜きにもならないだろう
そして塔にある宝を易々と取っていった訳だ
せっかく、普通に危険な溶岩バケツを持ってきたのに意味がない
「拠点は何処だ?」
「はい…センスは全くないですが丸石で出来た家ならそこに」
そう言い、首を右のほうに向けた
右を見ると四角い家がある
「塔の上にあるアイテムは全部あの家にあります
貴方達が住んでいる家に集まったほうが良いのではないでしょうか
私も自分の家ぐらい一日で作れますが…」
「いや、田中が大きい家を建てましたから、あと一部屋ぐらいありますかね」
つい、こっちも話し方がちょっと丁寧になってしまう
「わかりました
少しこのチェストのアイテムを持って下さいますか?」
「もちろんです」
田中が言った
マインクラフトの様にアイテムをしまえるインベントリのような鞄が
最初からある
「では家に」
失礼だが家としては全くセンスがない四角い家だ
しかしベット、チェスト三つ、かまどといちようの設備はある
「後は運ぶだけか…」
こうしてまた俺たちの作業が始まった
リアルマイクラでの質問コーナー?
Qトイレはどうしますか?
Aトイレは田中のMODにあります
トイレを怠ると動きが鈍くなります
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