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【大リーグ】松坂の今季“新居”はどこ? マーリンズなら活躍の場あり!?2013年1月24日 紙面から レッドソックスとの6年契約を終え、FAとなった松坂大輔投手(32)の今季所属先が春季キャンプインまで3週間を切った23日になってもなお決まらない。代理人のスコット・ボラス氏(50)は入団に向け、複数球団との交渉継続中を示唆。「2、3週間で動きがあるだろう」と見通しを語ったが、2年前に右肘靱帯(じんたい)修復手術を受け、復活を期した昨季も1勝7敗、防御率8・28に終わった右腕に対する各球団の目は厳しい。今季の“新居”は果たしてどこか。これまでに有力な移籍先として名前が挙がった5球団への入団の可能性を探る。 カブスは松坂のレッドソックス退団が決定的になって以降、最も早く獲得に手を挙げたが、ここまで表立った動きを見せていない。 昨季のチーム防御率4.51はナ・リーグ16球団中ワースト3位。投手陣の整備が今オフの課題ではあったが、先発陣は、メジャー通算10年で70勝と実績十分な右腕エドウィン・ジャクソン(29)=前ナショナルズ=、2008〜10年で3季連続2桁勝利の同スコット・ベーカー(31)=前ツインズ=らをFA市場から獲得したことで、昨季ローテ投手の右腕サマージャ、左腕T・ウッドらと合わせ、5本柱が既に出来上がっている。救援にも前阪神の藤川球児投手(32)らが加わったことで、層は格段に厚くなった。 カブスのエプスタインGM兼球団副社長は、松坂がレッドソックス入りした当時のレ軍GMで、松坂とは浅からぬ仲とはいえ、それが即入団の決め手にはなりえない。 活躍の場があるという意味ではマーリンズ。今オフの相次ぐ主力放出で、右腕リッキー・ノラスコ(30)以外は実績に乏しい投手ばかりで、今年1年を乗り切れるかどうかも危ういチームにとって、松坂の経験は魅力的。レッドソックスを昨季指揮したバレンタイン氏は「メンタル部分の調整と準備ができれば、必ず来季は復活できる」と松坂の完全復活に太鼓判。低額契約で大化けすれば、それこそお買い得となる。仮に昨季並みの数字に終わったとしてもマ軍の懐へのダメージは少ない。 あとは敏腕で知られるボラス氏の交渉次第だが、“浪人”回避ありきならば、既に値崩れしている年俸のさらなる譲歩、マイナー契約も含めて検討する必要がある。 パドレスはバーンズGMが今月初旬に「先発候補は7〜8人いる。新たな補強を考えていない」と松坂獲得からの撤退とも取れる発言。昨年11月末に、球団地元紙サンディエゴ・ユニオントリビューン(電子版)が、松坂がWBCでも好投したサンディエゴで再出発したいという意向を周囲に漏らしたと報じたが、少なくとも“相思相愛”ではなくなった。 今月中旬に一部メディアで「移籍先をインディアンス、メッツ、マーリンズに絞った」と報じられたが、メッツに関しては米放局ESPN(電子版)など複数メディアが即日「交渉もオファーの事実もない」と関係者の話を掲載。インディアンス関係者も本紙の取材に対し、「イ軍が松坂と交渉? 初めて聞いた。あったとしてもマイナー契約」と現時点で具体的な動きがないことを強調した。 PR情報
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