桑田真澄「毎日殴られた」中学時代監督の言い分

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《私は中学まで毎日のように練習で殴られていました》《今でも思い出したくない記憶です。(中略)体罰を受けた子は、『何をしたら殴られないで済むだろう』という思考に陥ります。それでは子どもの自立心が育たず、自分でプレーの判断ができません。(中略)私自身は体罰に愛を感じたことは一度もありません》

1月12日付朝日新聞のインタビューで、元巨人の桑田真澄(44)が「体罰は必要ない」と訴えた告白が波紋を呼んでいる。大阪市立桜宮高校のバスケットボール部主将の高2男子生徒(17)が、顧問教師(47)から体罰を受けた翌日に自殺した問題。橋下徹大阪市長は、桑田の言葉に「反論できる人はいない。自分の認識は甘すぎた」と語った。

桑田が中3当時の監督だった大浦泰弘氏は、現在チームの総監督として指導を続けている。彼は、桑田の言葉をどう受け止めているのだろうか。

「私は桑田君をどついたことは、いっさいないです。じつはあの記事が世間に出てから、うちのチームによく電話がかかってきます。『桑田を殴ったのはお前か!』って(笑)。『いや私と違います』って言ってます。私自身も殴られながら野球を続けてきた世代です。殴られて野球が上手くなったとはまったく思えません」

ただし、桑田が話すような体罰がチームにあったのは事実だったようだ。大浦氏は「たしかにほかの指導者には、選手がエラーをしたらどつく方もいらっしゃいました。そういう時代でした」と当時を振り返る。また、大浦氏自身も子供に手を上げたことがあったという。

「頭では体罰はいけないとわかってても、現実にそうもいかないことがありました。いくら注意しても指導者に対して反抗的な態度を取りつづけるとか、いつも怠けては裏で悪いことをしているとか、プレー以外で問題があったときです、手を出したのは」

大浦氏は、体罰について「選手がエラーをしたらどつく、三振したらどつく。私はそれには大反対です。そういう意味では私の考え方は、桑田君の言っていることと同じです」と話し、こう続ける。

「たとえ手を上げたとしても、子供たちがなぜどつかれたのか理解できるのであれば、体罰もありえるのかもしれません。何発も殴るのはダメですが。でも、どつかれた子供たちが『なんで?』と少しでも思うようなら、絶対手を上げたらダメだと思います」

(週刊FLASH 2月5日号)

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