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PCエンジン名作紹介3「スナッチャー」
PCエンジン名作紹介の3回目、今回はAVGの金字塔、「スナッチャー」をご紹介。
メタルギアソリッドで有名な小島秀夫監督の代表作。
今でも根強いファンは多いのでは(僕を含めて)。
元々は1988年にPC-88、MSXで発売され、
AVGブームの火付け役となった非常に人気のあるアドベンチャーゲームだった。
その未完部分を収録した1990年発売の「SD-SNATCHER」と
前作「SNATCHER」をひとつにまとめた完結版が
1992年にコナミより発売されたこの「SNATCHER CD-ROMANTIC」だ。
サブタイトルがイカス。
これはもはや移植ではなく、「完全版」とも言える新作に匹敵するものだった。
ちゃんとオリジナルスタッフが製作しているのもファンには嬉しいところ。
それではゲーム内容。時代設定は2042年。
まずは「スナッチャー」について。
人を殺害、密かに本人とすりかわり、社会に浸透するバイオロイドのこと。
画像の機械の骨格なのだが、ターミ○ーターそっくり。
人工の皮膚をまとい、汗をかき血を流すので、本人と見分けがつかないそうだ。
ストーリーは意外な人物がスナッチャーだったりして面白い。
この辺はさすが小島監督だなぁと思わせる。
主人公は3年前に記憶喪失で、
スナッチャー用特殊警察班に所属する31歳(推定)。
(※記憶喪失で身元が確定していない為、細胞分裂回数による推定とのこと。)
ちなみに下はメカニックのハリー。
2人とも渋くてカッコいいですな。声も渋い。
声と言えば、洋画の吹き替えでよく耳にするような豪華声優陣が目玉だった。
なんと総セリフ時間4時間!!
まさしくCD-ROMの特性を生かしたPCエンジンならでは。
もちろん、声優さんによる音声はPCエンジン版から追加されたもの。
より映画的でリアルな演出となった。
イベントではこのような形式で会話が進んでいく。
文章として残らないのはちょっと辛いが…
でも顔グラフィックの動きも自然で、何より声が良い。
個人的には声優さんのキャスティングは完璧だと思う。
ゲームはコマンド選択式で進んでいく。
主人公の行動を選んでいくわけだが、
例えば「調べる」を選択すると…
このように調べる対象が出てくる。
一回選んだだけではちゃんと情報が得られないので、
何度も選択する必要がある場合が多い。
また、新たな選択肢が増えていくこともある。
この場合も、何度も見たり調べることで
やっと受付譲と話すことが出来るようになる。
細かなグラフィック表現が難しかった時代はこのような形式のAVGが多かった。
え、調べる選択肢に「受付嬢」があるのはおかしい?
それはもう小島監督作品ですから。
例を挙げますね。
「調べる」コマンドでこちらを選択。
ジロジロ見てるんでしょうか。。。
やっぱり怒られちゃいました。
とまぁこのような要素が多々あるわけです。
ちょっと軽めのハードボイルドな主人公がお約束ですからね。
その他、おもしろコマンドやオマケ要素が盛りだくさん。
これを探すのが楽しくて複数回プレイをしてしまうわけです。
余談ですがソフトをCDプレイヤーで聞くと、トラック1で
主人公と相棒のロボットが面白く警告してくれます。
※このトラック1の内容はこちらでご紹介しております。
閑話休題・アクション要素の射撃モードについて。
ストーリーを進めていると突然射撃モードになり、
しかもSELECTボタンを押さないと銃を構えないシステムで結構焦った記憶が。
その他謎解き要素でプレイヤーが直接答えを文字入力しなければならないなど、
これらがダレがちなAVGにあっていいアクセントとなっている。
また、結構グロい表現もあるので、当時子供だった僕には衝撃的でビビッた。
グラフィック・音楽ともすばらしいものだったが、
やはり何よりのウリは作りこまれた世界観、ドキドキさせるストーリー。
洋画のような雰囲気で、こんなに先が知りたくなるAVGもなかなか無い。
小島監督のセンスが光る様々な工夫、飽きさせない演出。
最後の方など感動シーンの連発。
SSやPSでも発売されているので(PCエンジン版の方が出来は良いですが)、
昔のグラフィックやシステムに耐えれる方はぜひ1度お試しを。
本当に面白いです。
ここで僕の小島監督ファン度をアピール。
スナッチャートレカ、後ろは
PSの「スナッチャー」「ポリスノーツ」「メタルギアソリッド」。
グラフィックがほとんど進歩しなかったPS版スナッチャーには失望した思い出が…。
その他ZOE限定版などもあったが現在は手放してしまった。
以上、スナッチャーやポリスノーツの映画化をずっと希望しているRがお送りしました。
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コメント
スナッチャー
死体のモザイク、意味ないですよね、あれ…。
(PS版ではグロテスクシーンにモザイクが入る。でも、モロに映った後に入るので意味があんまり無い)
確かにキャストが贅沢でびっくりした記憶が。
ポリスノーツもやりましたよー。個人的にはあっちが好きです。(ヒントはスチュワーデスとコンパニオン。爆)
後、小島監督にはお会いしたことがありますよ。色んな意味ですごい方でした(笑)
メタルギアソリッドは僕も衝撃を受けたゲームです。
アクションゲームの中で今でも最高だと思います!
やはり1が面白いですよね。MGSは1をぜひ映画化してほしいです。
隠し要素もたくさんありましたね~。またしたくなってきました。
なるほど、Ninjaから取られたものだったんですね!!
あのNinjaはインパクトありましたね。
あと個人的に印象深いのはサイコマンティスです。
「ヒデオ」には爆笑しました(笑)
確かにあのモザイクは意味ないですよねぇ。
表現の規制が厳しくなりだした時代でしたからね。
ポリスノーツも面白いですよね!
キャストもスナッチャー以上と言っていいくらい豪華でした。
こちらもオマケ要素が多く、あとは会社の受付嬢とかですよね(笑)
小島監督に会われた事がおありなんですか!?羨ましいです!!
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小島作品いいですよね。自分的にMGS1は今までやったゲームで1番だと思ってます。
ホントに映画化は是非してもらいたいですよね。
ちなみにHNはMGSのNinjaから取ったものです^^;
ディープスロートとでも名乗っておこう(笑