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菅義偉官房長官(64)は23日夜、アルジェリア人質事件について首相官邸で会見し、安否不明だった日本人3人のうち新たに2人の死亡が確認されたと発表した。いずれも、現場となったガス田施設を運営しているプラント建設大手「日揮」(横浜市)の男性社員。邦人犠牲者はこれで計9人となった。政府は、残る1人の安否確認に全力を挙げる。また、死者・行方不明者に同社最高顧問の新谷正法さん(66)が含まれていることも明らかになった。
人質事件の犯行グループは、要人来訪の日を“ピンポイント”で狙って、襲撃していたとの見方が強まってきた。
テレグラフ紙が報じたところによると、事件当日に現場のガス田施設を訪問していたのは、BP社の副社長カルロス・エストラダ氏。16日早朝に、施設から空港に向かうバスに乗っていたところ、犯行グループの攻撃を受け、死亡したとみられている。バスには施設の英国人警備責任者も同乗しており、死亡したという。このバス襲撃は、事件の流れの中で最初の攻撃だった。
エストラダ氏はコロンビア出身で、BP社には18年間勤め、副社長にまで上り詰めた要人だった。アルジェリア企業などとのガス田施設の共同事業を担当。ただ、ロンドン南西部の高級住宅街チェルシー在住で、アルジェリアまで出向くことは、1年に1~2回しかなかったという。
グループの犯行が偶然、まれにしかない幹部訪問の日に重なったことは考えづらく、グループは最初から要人訪問の情報を把握した上で、狙って襲撃したとみられる。エストラダ氏は、ほかの幹部とも一緒に施設を訪問していたもようだ。
犯行グループが、施設内の建物配置に精通していたことなどから、内部情報漏えいの可能性は、事件直後から指摘されていた。治安当局はこれまでに、日本人駐在員7人が死亡したプラント建設大手、日揮(横浜市)のアルジェリア人従業員約20人から参考人として事情を聞いたとされる。
また、BP社の従業員4人を含む施設従業員11人から事情を聞いたとの報道もあり、当局は施設従業員や元従業員に犯行グループの内通者がいたとの見方を強めているとみられる。また、地元紙記者によると、当局は22日に施設があるアルジェリア南東部イナメナスで、遊牧民トゥアレグ族の男1人を逮捕。犯行グループの案内役を務めていた疑いがあるという。治安当局は犯行グループの背景や事件の全容解明に向け、捜査を急いでいる。
(2013年1月24日06時03分 スポーツ報知)
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