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大阪市立桜宮高バスケットボール部主将の男子生徒(当時17歳)が顧問の男性教諭(47)から体罰を受けた後に自殺した問題で、生徒の父親は23日、暴行容疑で顧問を大阪府警に刑事告訴した。府警が明らかにした。市教育委員会の説明によると、府警は告訴状を受理しており橋下徹市長(43)の意向を受けた市教委が同校体育系学科の今春の募集中止を決定する異例の事態となった問題は、ついに刑事事件に発展した。
府警によると、告訴の内容は、自殺前日の昨年12月22日の練習試合の際、顧問が生徒に暴行を加えた疑いがある、としている。府警の捜査員が父親の処罰感情を確認し、調書を作って告訴の手続きを取った。
これを受け、大阪市の永井哲郎教育長は市役所で会見。「捜査1課に問い合わせたら、『(告訴は)受理した。これ以上のことは申し上げられない』という報告を受けた」と説明し、「重く受け止めている。今後は警察の捜査に全面的に協力し、外部監査グループと真相の解明に努めたい」と述べた。
今月11日、謝罪に出向いた際の遺族の様子については「息子さんを失われた悲しみが大きく『重い処分を』とはおっしゃったが、それ以上のことは話されていなかった」と明かした。
捜査関係者によると、顧問は生徒が自殺した12月23日、府警の参考人聴取に対し、指導の一環で暴力を振るったと認めていた。今後、暴行容疑であらためて事情聴取し、立件の可否を判断する。
永井教育長は今後の桜宮高への捜査について「日々の教育活動に、できるだけ支障がないようにお願いしたい」と在校生への影響を心配しながらも、市教委への家宅捜索の可能性にも触れ「要請があれば協力したい」と応じる考えを示した。
橋下市長は理解 一方、橋下市長はこの日、市役所で「刑事手続きのことは僕がコメントを出すことではない。司法にゆだねなければいけない」と話した。「家族が教師を刑事告訴するなんて普通の状態ではない。桜宮高でいま起きている事案は暴力事案です」とも指摘し、遺族の刑事告訴に理解を示した。
生徒は昨年12月23日早朝、自宅で自殺。顧問に宛てた手紙には、主将の責任の重さや体罰に悩む記述があった。市教委によると、生徒の母親は市教委に「12月22日の帰宅時、息子は『今日もいっぱい殴られた。30発から40発かな』と話した」と説明。顧問は市教委に、いずれも平手打ちで「22日は頬を4、5回たたいた後、頭を4、5回殴った」などと明かした。
府警によると、検視では遺体に目立った傷はなかったが、唇周辺の皮膚に変色が確認され、体罰との因果関係を調べている。府警は既に副顧問や他の部員ら学校関係者から話を聞き、同校から資料の提出を受けており、自殺前日以外に体罰がなかったかも調べる。
(2013年1月24日06時04分 スポーツ報知)
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