なでしこ全世代合同合宿、澤や宮間らの参加を免除

　なでしこジャパンなど年代別の女子日本代表が大分で予定している合同合宿（２月８～１１日）でＭＦ澤穂希（３４＝ＩＮＡＣ神戸）やＭＦ宮間あや（２７＝岡山湯郷）ら一部主力が招集されないことが分かった。若手底上げを目指す佐々木則夫監督（５４）が実績のある主軸の参加を免除した。

　１５年Ｗ杯カナダ大会まで主要国際大会がなく、指揮官が「チームをつくるベースの年」として位置付ける１３年。新生なでしこは大黒柱抜きで踏み出す。Ｕ―１６、Ｕ―１９、代表予備軍のなでしこチャレンジとの合同合宿は若手にスタイルを浸透させ、フル代表に招集可能な選手の“分母”を広げることが狙い。Ｗ杯、五輪と負担が大きかったことを考慮し、力量を把握している一部選手には休養を与える。シーズン中の欧州組に加え、五輪代表組ではＦＷ丸山（大阪高槻）らも対象となる。

　佐々木監督は「今年前半は若手を試したい」と繰り返しているが、一方で急激な世代交代には否定的。新生なでしこの基盤を探る一年が始まる。