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ガンバ大阪始動 初J2「厳しい戦い」

新ユニホームで写真撮影に臨む(左から)G大阪の遠藤、長谷川監督、二川、藤ヶ谷=前田尚紀撮影

 クラブ史上初のJ2降格となったG大阪が21日、大阪府吹田市の練習場で始動した。長谷川健太新監督(47)は新体制発表の記者会見で、「J2の戦いも厳しいと思う。攻守にレベルを上げないと勝てない」と、1年でのJ1復帰に向けた決意を語った。(風間徹也)

 2005年から6シーズンJ1清水を率いた長谷川監督にとって、G大阪はあこがれのチームだった。当時の西野朗監督が築いた超攻撃的とも言えるスタイルは「魅力があり、意識をしながら戦っていた」。現役時代はFWで、清水時代に運動量を生かしたスピード感ある攻撃サッカーを志した新指揮官は、「ガンバのスタイルを180度変えるつもりはない」と話す。

 G大阪は日本代表MF遠藤、DF今野ら主力がほぼ残留し、戦力は維持した。だが、J2では引いて守り、速攻を仕掛けるチームとの対戦が増えそうで、「ガチッと守られた相手から、点はそう取れない」と長谷川監督。昨季はJ1最多67得点をマークしながら65失点し、17位に沈んだ。選手たちに守備の意識を植え付ける必要もあり、「サッカーはチームスポーツ。個々の能力は高くても、皆が『同じ絵を描けるか』が重要」と強調する。

 J2は長谷川監督にとって、現役時代を含めても初体験。「J1と違って(日本代表戦に伴う)中断期間がない。年間を通してレベルを落とさずに戦えるかが鍵になる」。今季のスローガンの「復活」を果たすため、今月末から始まるキャンプは例年以上にハードになりそうだ。

2013年1月22日  読売新聞)
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