20〜40代男性の過半数、「自分はオタクだと思う」
各研究所がその規模を調査するなど、消費不況の中で注目されているオタク市場。20〜40代の男性のうち、過半数は自分がオタクだと認識しているようだ。ハピネット調べ。
各研究所がその規模を調査するなど、消費不況の中で注目されているオタク市場。どのような人がオタクなのだろうか。
ハピネットの調査によると、20〜40代の男性に「自分をオタクだと思いますか?」と尋ねたところ、「完全にオタクだと思う」が8.1%、「ややオタクだと思う」が24.1%、「どちらかといえばオタクだと思う」が22.1%と、合わせると過半数の54.3%が何らかの意味でオタクだと認識しているようだ。
どのジャンルのオタクか聞くと、最も多かったのは「アニメ」で41.5%。以下、「漫画」が31.5%、「ゲーム」が28.6%、「鉄道」が12.7%、「アイドル」が10.8%で続いた。
「自分がオタクであることを周囲に言っていますか?」と尋ねると、「聞かれたら言う」(51.8%)が半数を超え、「特に隠していない・自ら公言している」が24.2%、「親しい友人にだけ言っている」が12.2%、「隠している」が11.0%で続いた。
それぞれの理由では、「隠す必要もないし、積極的に公開する必要もない」(45歳、「聞かれたら言う」)、「隠すも何も友達いないもんで」(43歳、「特に隠していない・自ら公言している」)、「人間関係が壊れるから」(40歳、「親しい友人にだけ言っている」)、「風当たりが強い」(24歳、「隠している」)などがあった。
“3次元派”が過半数
しばしばアニメやマンガのキャラクターを2次元、実際の人間を3次元、その中間のアイドル声優などを2.5次元ということがある。「2次元、2.5次元、3次元、どの女性が好きですか」と聞くと、「3次元」が65.8%と圧倒的で、「2次元」が23.0%、「2.5次元」が9.6%、「その他」が1.6%で続いた。
理由を聞くと、3次元派では「2次元はあくまで2次元。好きになる対象は3次元」「自分で言うのも変だが、いわゆるリア充なので」「2次元や2.5次元は共有性が高いので面白くないから」、2次元派では「年をとらないし劣化しないから」「3次元には相手にされないため」、2.5次元派では「2次元では物足りない。3次元では生々しすぎる」、その他派では「女はどれも好きだから」といった声があった。
インターネットによる調査で、対象は20〜49歳の男性500人。調査期間は2012年12月14日から17日。
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