事件イラン経済制裁違反で不正送金 海運代理店社員を逮捕 外為法容疑 2013.1.23 13:46

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イラン経済制裁違反で不正送金 海運代理店社員を逮捕 外為法容疑 

2013.1.23 13:46

 核開発を続けるイランに対する国連安全保障理事会決議に基づく日本の経済制裁で、規制対象となったイランの船舶会社に無許可で送金したとして、警視庁公安部は23日、外為法違反(無許可支払)容疑で、東京都港区の海運代理店「ベン・ライン・エージェンシーズ・ジャパン」の社員3人を逮捕した。公安部によると、いずれも容疑を否認しているという。

 船舶会社はイランに軍事関連物資を輸送しているとされ、公安部はベン社が経済制裁の対象になっていることを認識しながら、組織ぐるみで不正送金を続けていたとみている。公安部によると、イランの経済制裁をめぐる刑事事件の摘発は全国で初めて。

 逮捕されたのは、ベン社役員、神奈川県鎌倉市浄明寺、水島邦明(64)▽ベン社社員、川崎市多摩区宿河原、野武俊明(58)▽同、東京都渋谷区広尾、三宅由紀(40)-の3容疑者。

 逮捕容疑は平成23年11月と昨年2月、経済産業相の許可を得ず、経済制裁で資産凍結の対象になっているイランの船舶会社「ハーフィゼ・ダルヤー・シッピング・ラインズ(HDSL)」の関連会社に貨物の運賃名目で計1400万円を送金したとしている。

 捜査関係者によると、国連安保理は22年6月、イランの核開発への関与が疑われるイラン国営の船舶会社「イラン・イスラム共和国シッピングラインズ(IRISL)」や関連会社のHDSLに対し、資産凍結などの措置を決議。日本も同年9月、独自に同様の制裁措置を決めていた。

 ベン社はIRISLやHDSLと代理店契約を結んでいたが、経済制裁で運賃の送金ができなくなったため、HDSLの別の代理店から経理業務を請け負っているように装って不正送金を続けていたとみられる。

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