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経済
太平洋のクロマグロは2030年に3・6倍に 国際委員会が予測、現行水準で規制続けば
2013.1.10 18:34
中西部太平洋まぐろ類委員会(WCPFC)の科学委員会が、太平洋クロマグロの漁獲規制が現行と同水準で続けば、2030年には親魚の資源量が10年水準の約3・6倍に増える可能性があると予測したことが10日、分かった。
日本で消費されるクロマグロの7割弱は太平洋クロマグロ。資源量が増えて漁獲規制が緩和されると、価格下落につながる可能性がある。
科学委員会は8日公表した報告書で、10年の親魚の量が2万3千トン弱と歴史的な低水準にあると指摘した。その上で、11年に導入した、幼魚の漁獲量を02~04年の水準より削減することなどが柱の現行規制と同程度の規制が今後も続けば、30年には8万3千トンに増える可能性があるとの見方を示した。
WCPFCは今回の予測を基に、14年以降の規制を13年末に決める。
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