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国際
【アルジェリア邦人拘束】トラックの下に身を隠す 無事確認の日本人スタッフが明かす
2013.1.19 17:39
アルジェリア南東部イナメナスの天然ガス関連施設で日本人らがイスラム過激派武装勢力に拘束された事件で、プラント建設大手、日揮は19日、最初に無事が確認された日本人スタッフ3人は、銃声を聞いて宿舎の自室やトラックの下でじっとしていたと明らかにした。武装勢力には拘束されなかったが、3人のうち1人が腕にすり傷を負っているという。
日揮によると、3人はただならぬ雰囲気に危険を察知し、建設現場から3、4キロ離れた宿舎の自室にとどまったり、トラックの下に身を隠すなどしてじっとしていたという。銃声は聞こえたものの、武装勢力の姿を見た人はいないという。
横浜市西区の本社で記者会見した遠藤毅広報・IR部長は3人の帰国時期について、「たいへん厳しい体験をしたので、身体面や精神的な面など個人の様子をみながら決めていきたい」と話した。
現地では依然として厳しい情勢が続く。アルジェリア軍は18日夜(日本時間19日午前)、人質を取ってガス生産設備区域に立てこもる犯行グループへの制圧作戦を続け、武装勢力が現在も日本人1人を含む外国人7人の拘束を続けていると主張したとの報道もある。
遠藤部長は「厳しい状況になっているという認識は持っているが、現時点でそういう情報は得ていない」と述べた。
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