〔株式マーケットアイ〕日経平均・終値は5日線水準を維持、強弱感が対立
〔株式マーケットアイ〕
<15:53> 日経平均・終値は5日線水準を維持、強弱感が対立
日経平均の日足は上下にヒゲを伴う「小陰線」となった。「陰線つつみ足」を形成後の陰線となり、やや弱気ムードが漂う。一方、終値では5日移動平均線(1万0716円2銭=22日)水準を維持しており、同平均線の下値サポートが継続。東証1部の売買代金も2兆円を超えるなど利益確定売りを吸収できる市場エネルギーを維持しており、足元では強弱感が対立している。押し目買い需要の強さから下値は限定的とみられる一方、行き過ぎた過熱感を冷ます期間も必要で、目先は現値水準での値固めが想定される。
<15:36> 新興株式市場はしっかり、個人の回転売買膨らむ
新興株式市場はしっかり。日経ジャスダック平均、東証マザーズ指数ともに連日の昨年来高値更新となった。一時下げに転じる場面もあったが、引け値では小幅高を維持。「信用取引の証拠金1000万円程度で1日10億円超の日計り取引を行う投資家も出始めた」(ネット証券)との声が出ており、個人投資家の回転売買が膨らんでいるという。日銀の金融政策決定会合の結果が想定内にとどまり、主力大型株に出尽くし感が広がったことで今後、新興市場に資金がシフトするとの見方もあった。ジャスダックの売買代金は449億円。
<14:49> 日経平均は下げ止まり、日銀会合通過で今晩の米国待ち
日経平均は下げ止まり。1万0700円前後でもみ合っている。
市場では「日銀金融政策決定会合を受けた短期筋の売買が一巡し、売り買いが交錯している。三連休明けとなる今晩の米国市場を見極めたいとしてポジションを傾けにくい状況もあるようだ」(国内証券)という。
<14:23> 日経平均は下げ渋る、短期筋の先物売買は一巡
日経平均は下げ渋り、1万0700円台で推移している。「短期筋の先物売買で乱高下したが、一巡したようだ。海外勢の買いは着実に入っており下値は限定的だろう。ただ、政府は日米首脳会談の前に円安誘導と取られる言動は控えるとみられ、今後円安は一服する可能性がある」(大手証券)との声が出ている。
<13:10> 日経平均はマイナス圏に沈む、円安進まず買い一服
日経平均はマイナス圏に沈み、1万0700円を割り込んでいる。日銀会合の結果発表直後は、日銀が無制限金融緩和や2%の物価上昇率目標を決定したことを好感し、円安・株高が進んだが、その後、円安が一服し、株式市場も買いが鈍っている。市場では「ニュースのヘッドラインがたくさん出て、まだ消化難だ。円安がいまいち進まなかったので日本株への買いも鈍っている」(大手証券トレーダー)との声が出ている。
<12:55> 日経平均は100円超す上げ幅、日銀の無制限金融緩和決定で円安進展
日経平均は100円を超す上げ幅となり、1万0800円台を回復している。日銀が無制限金融緩和や2%の物価上昇率目標を決定したことで、ドル/円が90円台まで急上昇。株式市場では先物に買い戻しが入ったほか、主力輸出株にも買いが入っている。
<11:25> 日経平均は軟化、麻生財務相発言で円高に
日経平均は軟化。1万0600円後半に下落している。麻生財務相が、2%の物価目標について日銀決定会合で意見が分かれる可能性を指摘したほか、円高は修正されつつあると発言したことで、円高が進み、株式市場でも売りが強まっている。
<11:00> 日経平均はもみあい、日銀会合の結果発表控え方向感乏しい
日経平均はもみあい。1万0700円前半で推移している。日銀決定会合の結果発表を前に様子見気分が強く、方向感に乏しい展開となっている。市場では「国内勢は依然慎重だが、堅調な海外景気を背景に外国人投資家の買い意欲は依然強い。日銀会合でいったん材料出尽くしとなっても押し目買いが入りそうだ」(ばんせい証券ストラテジストの廣重勝彦氏)との声が出ている。
<10:52> 日経平均は小幅安、短期資金は中低位の材料株に向かう
日経平均は下げに転じ、1万0700円台前半で推移している。海運、鉄鋼、自動車などがさえない。「日銀政策会合の結果発表を控えて様子見ムードが強まっている。主力株の売買が減少し、個人などの短期資金は値動きの良い中低位の材料株に向かっている」(準大手証券トレーダー)との声が出ている。
<10:05> 日経平均は小じっかり、下がれば押し目買いの機会との声も
日経平均は小じっかり。1万0800円付近で推移している。業種別では、証券や不動産などが堅調な一方、海運や電力がさえない。市場では「日銀会合の結果が失望となっても、下がったところは押し目買いのいいチャンスだ。新総裁就任が控えており、市場の追加緩和期待が途切れることはないだろう」(準大手証券)と強気な声が出ている。
<09:18> 寄り付きは小反発、日銀会合の結果発表を控え様子見姿勢
寄り付きの東京株式市場で日経平均は小反発。日銀金融政策決定会合の結果発表を午後に控え、全般に様子見姿勢となっている。前日の米国株市場は休場だったものの、欧州株市場が総じて上昇。世界的な株高基調は維持している。日銀会合後の材料出尽くしに備えたポジション調整売りもみられない。精密、不動産、食料品がしっかり。海運、機械はさえない。
朝方の外為市場で円がやや上昇し、輸出株はやや上値が重くなっている。日銀会合の結果発表後にヘッジファンドなどの投機筋がどう動くかは読みにくく、為替にらみの先物売買で上下に振れる展開が警戒されている。
<08:30> 寄り前の板状況、主力輸出株はまちまち
市場関係者によると、寄り前の板状況は、主力輸出株でキヤノン(7751.T: 株価, ニュース, レポート)、ソニー(6758.T: 株価, ニュース, レポート)、パナソニック(6752.T: 株価, ニュース, レポート)などがやや買い優勢。トヨタ自動車(7203.T: 株価, ニュース, レポート)は売り買いきっ抗、ホンダ(7267.T: 株価, ニュース, レポート)はやや売り優勢となっている。指数寄与度の大きいファーストリテイリング(9983.T: 株価, ニュース, レポート)は買い優勢。ファナック(6954.T: 株価, ニュース, レポート)は売り買いきっ抗している。
一方、みずほフィナンシャルグループ(8411.T: 株価, ニュース, レポート)、三菱UFJフィナンシャル・グループ(8306.T: 株価, ニュース, レポート)、三井住友フィナンシャルグループ(8316.T: 株価, ニュース, レポート)など大手銀行株は前日終値付近の気配値となっている。
(東京 22日 ロイター)
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試される「通貨外交」の本気度
ここからの円安推進は容易ではない。円安誘導として海外からの批判も高まり、通貨外交に対する政権の本気度が試される。
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