［ライフ］一番福は初挑戦の市尼高３年生　西宮神社「福男」選び（2013.1.10 11:21）

　神社の門から本殿まで疾走し、今年一番の「福」を競う神事「福男選び」が１０日、商売繁盛の神様「えべっさん」の総本社、西宮神社（兵庫県西宮市）で行われ、約４５００人が参加。兵庫県尼崎市の市立尼崎高校３年、土井雄登さん（１８）が初挑戦で「一番福」に輝いた。

「最高齢」記録も誕生…体育の先生４８歳

　江戸時代から続いているとされる恒例行事。まだ空も明けぬ午前６時、太鼓の合図で表大門が開くと、参加者らが約２３０メートル先の本殿を目指し全速力で駆け抜けた。同級生と３人で参加した土井さんは「まさか福男になれるとは思わなかった。福を学校のみんなに与えて、全員で楽しく卒業したい」と笑顔で話した。

　「二番福」（２着）は神戸市東灘区の会社員、吉村健太郎さん（３０）、「三番福」（３着）は大阪府池田市の府立千里高校体育科教諭、池野昌弘さん（４８）で、西宮神社によると、池野さんは過去最高齢の「福男」だという。