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東京五輪実況の鈴木文彌アナが死去1月22日 18時50分
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昭和39年、東京オリンピックで、東洋の魔女と呼ばれた日本の女子バレーボールチームが金メダルを獲得した試合など、スポーツ中継の実況で長く親しまれた、元NHKアナウンサー、鈴木文彌さんが、20日、神奈川県内の病院で亡くなりました。
88歳でした。
鈴木文彌さんは東京都出身。
昭和23年にNHKに入局し、昭和57年に退職するまでスポーツアナウンサーとして活躍しました。
特に、昭和39年に開かれた東京オリンピックでは、東洋の魔女と呼ばれた日本の女子バレーボールチームがソ連のチームに勝って金メダルを獲得した、歴史的な試合のテレビ中継を担当し、「いよいよ金メダルポイントであります」という名言で、名勝負の興奮を伝えました。
この放送は、スポーツ中継としては歴代最高の視聴率66.8%を記録しました。
また、東京オリンピックの開会式をラジオで実況し、東京の秋晴れの空を「開会式の最大の演出家、それは人間でもなく、音楽でもなく、それは太陽です」と表現して話題になりました。
さらに、野球の実況中継でも知られ、昭和44年の夏の甲子園大会の決勝戦で、松山商業と三沢高校が延長18回引き分け再試合となった名勝負を、ラジオで実況しました。
鈴木さんは、今月4日の88歳の誕生日を家族と一緒に祝うなど、元気に過ごしていましたが、その後体調を崩し、20日、神奈川県内の病院で、急性肺炎のため亡くなりました。
葬儀は今月25日に家族のみで行い、後日、しのぶ会を開くということです。
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