ニュース詳細
刑期の記載ミスで61日長く服役1月22日 20時29分
東京の府中刑務所に服役していた元受刑者の男性が、以前、仮釈放を取り消された際、すでに執行された刑期が書類に記載されなかったために、本来の刑期より61日長く服役していたことが分かり、法務省などは、連絡が取れなくなっている男性の行方を捜して、謝罪することにしています。
法務省関東地方更生保護委員会などによりますと、刑事事件を起こして懲役刑を受けた元受刑者の男性が、去年6月、仮釈放された直後に、法律違反を起こして仮釈放が取り消された際、担当の保護観察官が、すでに執行された刑の日数を書類に記載し忘れたということです。
男性はその後、横浜市の横浜拘置支所を経て、府中刑務所に収容されましたが、いずれの施設もミスに気付かず、男性は本来の刑期より61日長く服役したということです。
今月、男性の刑期が終わったという報告を受けた検察庁が、別の書類と照らし合わせたところ、今回のミスが分かりました。男性とは連絡が取れないということで、関東地方更生保護委員会などでは、男性を捜して謝罪するとともに、担当者らの処分を検討しています。
関東地方更生保護委員会の宍戸基幸委員長は「事務処理の誤りにより不当に服役させ、誠に遺憾です。再発の防止に努めてまいります」と話しています。
[関連ニュース]
|
[関連リンク] |
|