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「六角堂」入場者 東日本大震災前上回るペース
1月17日 13時2分

「六角堂」入場者 東日本大震災前上回るペース
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東日本大震災の津波で流出し去年4月に再建された茨城県北茨城市の「六角堂」で、再建後に訪れた人が先月までに10万人を超え、震災前を上回るペースになっています。

「六角堂」は近代日本美術の発展に貢献した北茨城市ゆかりの岡倉天心が設計し、東日本大震災では津波で流されましたが、去年4月、創建時に近いかたちで再建されました。
六角堂を管理する「茨城大学五浦美術文化研究所」によりますと、再建後はおよそ2か月間、300円の入場料が無料になり、訪れた人は先月26日までのおよそ8か月間に10万人に達したということです。
これは震災前の年間の入場者およそ9万人も大きく上回る客足だということです。
中には「どれくらいの高さまで津波が来たのか」など震災時の様子を尋ねる人もいて、震災からの復興や再建後の六角堂の姿に関心が集まっているということです。
茨城大学五浦美術文化研究所は、「六角堂が震災復興のシンボルとして観光の振興につながることを期待しています」と話しています。

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