|
高校生や高専生が手作りした気象観測機器の出来栄えを競う「第１回気象観測機器コンテスト」が、千葉県船橋市の港に浮かぶ旧南極観測船で開かれた。全国から８校の生徒１１組３３人が集まり、身近な材料で工夫を凝らした機器を「地学の甲子園」で披露した。
優れた気象観測の実践活動を表彰する財団法人「ＷＮＩ気象文化創造センター」（千葉市美浜区）が昨年１２月に開催。理系の高校生らにとって甲子園のような夢の舞台になるようにと、３代目南極観測船「しらせ」として活躍した「ＳＨＩＲＡＳＥ５００２」の船内が会場に選ばれた。
生徒たちは手作りの機器を見せながら観測方法や仕組みを発表した。気象の研究者や起業家ら審査員７人が独創性や実用性、完成度といった観点から、１０点満点で優秀作品を選んだ。
