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ノロ集団感染か 三重の特養で2人死亡1月16日 15時43分
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三重県亀山市の特別養護老人ホームで、入所者と職員合わせて29人が下痢やおう吐などの症状を訴え、このうち入所者2人が死亡しました。
患者からはノロウイルスが検出され、三重県はノロウイルスによる集団感染とみて調べています。
三重県によりますと、亀山市の特別養護老人ホーム「華旺寿」で、今月2日以降、14日までに、78歳から104歳までの入所者23人と職員6人の合わせて29人が相次いで下痢やおう吐などの症状を訴えたということです。
この施設では、最初にノロウイルスが検出された今月4日から患者を隔離するなどの対策を取ったということですが、その後も感染は広がり、今月10日には88歳の女性が、また、15日は97歳の女性がそれぞれ吐いたものをのどに詰まらせるなどして死亡したということです。
三重県は、ノロウイルスによる集団感染とみて感染が広がった経緯を調べています。
一方、施設側は16日午後、会見を開いてこれまでの対応について説明しました。
それによりますと、ウイルスが確認された時点で個室に簡易トイレを置いて共用トイレの利用を制限したものの、徹底できなかったということです。
このため、感染はトイレを介して広がった可能性や職員が広げた可能性があるということで、施設を運営している社会福祉法人の中田論理理事長は、「初動の対応に徹底できない部分があり、おわび申し上げます」と謝罪しました。
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