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B787 バッテリーをCT検査
1月22日 20時54分

全日空のボーイング787型機が、飛行中に煙を感知して緊急着陸したトラブルで、国の運輸安全委員会は、JAXA=宇宙航空研究開発機構の協力を得て、損傷したバッテリーをCTスキャンを使って撮影し、内部の状態を詳しく調べています。

このトラブルで、国の運輸安全委員会は、バッテリーに過剰な電気が流れて異常な高温になり、煙が発生したとみて、バッテリー本体や関連する電気系統について調査しています。
このうち、バッテリーは、ケースの中に8つのリチウムイオン電池が並べられ、配線で結ばれていますが、今回のトラブルで内部が炭化するなどして、原形をとどめていない状態です。
このため、運輸安全委員会は、JAXA=宇宙航空研究開発機構の協力を得て、22日、損傷したバッテリーをCTスキャンを使って撮影し、どの部分で最も炭化が進んでいるかなど、内部の状態を詳しく調べています。さらに、今後、バッテリーを電池メーカーに持ち込み、分解するなどして、調査を進めることにしています。
このほか、当時の機体の状態を記録したフライトレコーダーを解析し、バッテリーにつながるさまざまな電気系統の電流や電圧のデータを一つ一つ確認するなどして、バッテリーに異常が起きた原因を調べています。

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