公明代表訪中:尖閣問題「対話重ねる必要」…羽田を出発
毎日新聞 2013年01月22日 10時17分(最終更新 01月22日 10時30分)
公明党の山口那津男代表は22日午前、中国訪問のため羽田空港を出発した。訪問に先立ち、山口氏は同空港で記者団に対し、日中対立が深まる沖縄県の尖閣諸島について「不測の事態を回避し、緊張を和らげるため、さまざまな対話を重ねる必要がある」と表明。25日まで北京に滞在し、中国の習近平総書記との会談で、安倍晋三首相から託された親書を手渡す。
山口氏は尖閣諸島について「歴史的にも、国際法的にも我が国固有の領土で、領土問題は存在しないというのが政府・与党の共通した認識だ」とも強調した。同氏は21日に香港・フェニックステレビに出演し、「将来の知恵に任せるのは賢明な判断」と棚上げ論に言及。中国訪問を控え、「領土問題は存在しない」とする政府見解と同様の認識を示した。【福岡静哉】