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【千葉】タイ供養し安全祈願 鴨川で恒例「弁天祭」
日蓮聖人の生誕の地である鴨川市小湊で十八日、タイを供養する「弁天祭」が営まれた。聖人誕生の際に沖で無数のタイが群れたという伝説から、一帯は「鯛(たい)ノ浦」とも呼ばれ、一九六七年には国の史跡名勝特別天然記念物の指定も受けている。 伝説を受け継ぐ地元では、今でもタイを食べない習慣を守る。タイが網にかかって死んだ場合は漁協の冷凍庫で保存し、一定数になるとタイ塚に埋葬する徹底ぶり。 この日は聖人の両親ゆかりの妙蓮寺から住職や信徒ら約百二十人が、うちわ太鼓を打ち鳴らしながら鯛ノ浦の船着き場まで練り歩いた。さらに遊覧船で鯛ノ浦に向かい、船上で読経、海中に米などをまいてタイの供養や海上安全を祈願した。(福原康哲) PR情報
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