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千葉・鴨川で「たい」供養の祭り1月19日 0時29分
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千葉県鴨川市で、網にかかった「たい」を供養するためのお祭り「小湊妙の浦弁天祭」が行われました。
鴨川市の小湊地区は、日蓮宗の開祖、日蓮の生誕地で、まだいの群れが日蓮の誕生を祝ったという伝説から、たいは日蓮の化身とされ、地元の人たちの中には、今もたいを取ったり、食べたりしない風習を引き継いでいる人たちもいます。
祭りは、地元の遊覧船の組合が、網にかかってしまったたいを供養するために、毎年行っているもので、およそ120人が参加しました。
参加した人たちは、うちわ太鼓をたたきながら、港近くの寺から遊覧船乗り場まで練り歩いたあと、船に乗って、日蓮が生まれたとされる弁天島の近くまで行きました。そして、船の上から、お神酒や塩などをまいて、たいを供養するとともに、海の安全を祈っていました。関係者がたいの餌をまくと、たくさんのたいが水面まで上がってくる姿が見られました。
小湊妙の浦遊覧船協業組合の松本鶴松理事長は「たいが水面まで上がってきてくれたので、すばらしい祭りになった。ことしは、飛躍の年にしたい」と話していました。
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