キャンプで外国人投手をテストすることになった和田監督。優勝のためには補強の手を緩めない【拡大】
手綱は決して緩めない。2013年版虎の大改革は終わっていなかった。5位低迷からの脱却、そして悲願のV奪回を目指す猛虎が、南国でも積極的に動く。春季キャンプ中に、新外国人投手の入団テストを敢行することが判明した。球団関係者が明言した。
「その方向で話が進んでいると聞いている。第1クール中に実施するのではないか」
2月1日から沖縄・宜野座でスタートする1軍キャンプが“舞台”となる。期間は第1クールの6日間になる見込みで、和田豊監督(50)に加え、黒田正宏ヘッドコーチ(65)、投手コーチら首脳陣が新助っ人候補の投球や動きなどを細かくチェック。入団の是非を判断する。
今季は、元メジャーリーガーの西岡剛内野手(28)と福留孝介外野手(35)を獲得。そしてオリックスからフリーエージェント(FA)宣言した日高剛捕手(35)も加えた。金本、城島が引退した野手陣は補強を進めたが、投手陣はほぼ手つかず。ドラフトで藤浪晋太郎投手(18)=大阪桐蔭高=を獲得できたのは大きいが、野手陣に豪華な新戦力が顔をそろえる一方、投手陣はやや見劣りするのが実情だ。