仕事をしている時だけでなく、普段テレビを観ている時や食事をしている時、はたまた移動している時まで“パソコン画面を見てしまう”という人は多いのでは?
パソコン画面を見続けるのは健康には良くありません。ずっと同じ姿勢で細かい文字を見ていると、肩こりや疲れ目の原因になってしまいます。
もちろん、体に悪い影響はこれだけじゃありません。
机の上ならまだいいのですが、以前「肌が焼ける!? ノートPCを使い続けると起こる恐ろしい症状」でもお伝えした通り、太ももにノートパソコンを載せて作業していると、トースト肌症候群という皮膚の炎症にかかりやすくなってしまいます。
また、夜遅くまでパソコンを見ていると、睡眠のさまたげになります。パソコンのディスプレイから発せられる光は、あなたに「まだ寝る時間ではない」と錯覚させてしまうのです。
このように、パソコン依存は危険がいっぱい。
しかし、「とくに理由もなくカフェや電車でノートパソコンを開いてしまうのがやめられない」「いつも持ち歩いていないと不安でたまらなくなる」という人もいますよね。
セラピストの紀野真衣子さんによると、以下の特徴をもつ人がパソコン依存症になりやすいそうです。あてはまるところがあったら要注意ですよ! ぜひ身近な人にも教えてあげてください。
■1:自己顕示欲の強い人
自分の存在をことさら周囲にアピールしたい自己顕示欲の強い人。
「Facebookにはまってしまい、“いいね!”の数を気にします。“いいね!”をもらえることが嬉しくて、たまらない。芸能人でもないのに、毎日自分の顔写真をアップしたりしていませんか?」
■2:仲間外れが怖い人
「(1)と違ってこちらは、“いいね!”を押さなくてはと強迫観念にかられるタイプ。自分の見ていないところで皆が盛り上がっていたら、と思うと怖くて仕方がありません」
■3:受動的な人
ただなんとなくネットを見て、無意味に時間を過ごすことが多いという人は、性格的に受け身な人かも。
「自分から行動を起こすのが苦手で、いつも“面白いことがないかなぁ”と人任せな人は、目的もなくネットサーフィンをして時間を無駄にしてしまいます」
こういうタイプの人は他に楽しいことを見つけたり、ネットを見ている時間に制限を設けたりしてみましょう。
■4:不満が多い人
社会や身の回りにいつも不満を抱えている人も、ネットに依存しやすい傾向が……。
「周りに自分の意見に同意してくれる人がいないため、同じ考えの人が集まるコミュニティにどっぷり浸かってしまいます」
大勢の人で不満を共感しているうちに、もともとあった感情以上に不満感が大きくなっていくこともあるので、注意が必要です。
■5:ストーカー気質の人
「現在はブログやTwitterで芸能人の日常を垣間見ることができます。好きな芸能人に夢中になるのは問題ありませんが、嫌いな芸能人のことまで気になりだしたら要注意!かも」
確かに興味のない人にまで大切な時間をさくようになったら、依存症と判断してもよさそうです。
実生活でしなければならないことから目をそむけるためにネットに依存したり、ネットの時間が長くて仕事や家事をおろそかにしてしまったり……。依存傾向は負のスパイラルです。
紀野さんは、「自分が何の目的でパソコンを使うのかを明確にし、できる範囲で制限をかけましょう。見たいサイトがいくつかある場合は“お気に入り”を整理して、順番に見ていくなど優先順位をつけることも大事」と話します。
多くの時間をネットに使いすぎているなと感じたら、このような方法で自制していきましょう。
【依存症の恐怖】
【取材協力】
※ 紀野真衣子・・・カウンセラー・セラピスト。「内なるヒロインを目覚めさせて望み通りの人生を創る!」がコンセプトの『ヒロインセラピー』を行う。潜在意識に働きかけることが得意。自身のアニメ好き(プリキュア)が、ヒロインセラピー誕生のヒントになっているという筋金入りのオタクでもある。ブログには「ヒロイン思考を手にするヒント」など、潜在意識についての記事が満載。Twitterは@kinomaico。