富士通
2013年1月22日(火) 東奥日報 ニュース



■ 「原発再開 判断できず」/東電社長が東通、六ケ所、むつ訪問

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 東京電力の広瀬直己社長は21日午後、東電関連の原子力施設がある東通村、六ケ所村、むつ市を訪れ、各首長と会談した。広瀬社長は、福島第1原発事故の影響で建設が中断している同社の東通原発1号機について「会社の経営状況などから再開の判断ができる段階にない」と述べ、具体的な展望を示さなかった。同日午前の県庁訪問に続き、新年あいさつとして3市村を訪問後、むつ市で報道陣の取材に答えた。

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 東通村では、越善靖夫村長が広瀬社長に対し「工事再開は村民の総意。(福島原発事故から)もう2年近くたち、このままでは(立地の)地元が持たない。社長の決断でしっかり進めてほしい」とあらためて要請した。

 広瀬社長はこれまでと同様、「東通原発の重要性は変わらない」とした上で、国のエネルギー政策や同社の経営状況を見て判断する考えを強調。「まずは会社を立て直し、新しい事業ができるよう頑張っていきたい」と理解を求めた。

 また、隣接する東北電力東通原発敷地内に活断層があるとした原子力規制委員会の判断について「(東電も)調査、分析してきた。国にしっかりと示していきたい」と述べた。

 日本原燃の再処理工場がある六ケ所村では古川健治村長と会談。古川村長は会談後の取材に「再処理工場の本格的な操業は原子力規制委員会が策定する安全基準の関係もあり、まだ見通しは立てられないが、ガラス固化体の製造技術だけは確立してほしい−と(東電に)強く求めた」と述べた。

 むつ市の宮下順一郎市長は会談後、同市にリサイクル燃料貯蔵が建設中の使用済み核燃料中間貯蔵施設について「10月の操業開始に向け、親会社としての支援をお願いした」と取材に答えた。

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