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【社会】

被告、飲酒運転認める 津島の高校生2人死傷

2013年1月21日 13時01分

 愛知県津島市で昨年5月、飲酒運転の車が道路脇に突っ込み、男子高校生2人が死傷した事故で、危険運転致死傷罪に問われた愛知県あま市の建設業、山田武司被告(47)の裁判員裁判の初公判が21日、名古屋地裁であった。被告は「間違いありません」と起訴内容を認めた。

 起訴状によると、山田被告は酒を飲んだ後の昨年5月28日午後11時55分ごろ、津島市金柳町の市道で乗用車を運転し、アルコールの影響で居眠りをして車線をはみ出し、道路脇に座っていた高校1年の浅野諒(りょう)さん=当時(15)=をひいて死亡させ、同級生にも肋骨(ろっこつ)骨折のけがを負わせたとされる。

 検察側によると、被告は事故当日の午後5時ごろから5時間近く、会社で友人らと焼酎の水割り数杯を飲んだ。車で帰宅途中にコンビニに寄り、「寝酒」としてさらに焼酎を飲んで仮眠した後、事故を起こした。

 山田被告は過去に2度、飲酒運転で罰金刑を受け、免許を取り消されたことがあるが、その後も事務所で焼酎を飲んで帰宅することがあった。検察側は「事故当時、強い眠気で意識がもうろうとし、正常な運転が困難だった」と主張した。

 弁護側は「悪質な飲酒運転を起こしたことを心から反省している」と述べた。

(中日新聞)

 

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