藤浪の姿に恩師安心　西谷監督「ペース守っていう」

　阪神のドラフト１位・藤浪晋太郎投手（１８）が２１日、恩師の大阪桐蔭高・西谷浩一監督（４３）を安心させた。

　関西運動記者クラブ選出の「関西スポーツ賞」の表彰式がこの日、大阪市内のホテルであり、春夏連覇を達成した大阪桐蔭高の監督とエースとして出席。西谷監督は合同自主トレに励む藤浪の印象を「自分のペースを守りながら周りの状況を見て、落とし気味にやっている。飛ばし過ぎないように、あえてしているような感じ。（本心は）もっとガンガンやりたいんじゃないかなという感じを受ける。元気そうで安心した」と語り、順調な練習ぶりに安堵（あんど）する。

　年明けの同校グラウンドでは、捕手を座らせて投球練習をガンガン続けていた藤浪。合同自主トレではこの日まで計６度のブルペン入り。球団の方針で立ち投げの３０球程度に抑えられているが、郷に入れば郷に従え、といったところ。

　表彰の壇上では、藤浪は「今のところ（甲子園で）負けていないですけど。（プロでも）できるだけ負けないようにやっていきたい」と“甲子園無敗宣言”をした。　（中谷秀樹）