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【プロ野球】

星野監督「猛獣使い」になる お騒がせジョーンズを操縦する

2013年1月22日 紙面から

スタッフ会議に臨む楽天・星野監督(左)と立花球団社長=仙台市内で(井上学撮影)

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 楽天のスタッフ会議が21日、仙台市内のホテルで行われ、星野仙一監督(66)が「猛獣使い」になることを宣言した。新加入する実績豊富な大物アンドリュー・ジョーンズ外野手(35)、ケーシー・マギー内野手(30)を操縦できるかどうかは、初優勝を目指す楽天にとって最大のキーポイント。今季で3年契約の切れる闘将は、気を引き締めて新シーズンを迎える。

 球団史上最高の戦力が整った。いまや日本のエースとなった田中を中心とした投手陣は成長期。得点力不足が懸念されていた攻撃陣には、ジョーンズ、マギーと2人のメジャーリーガーが加わった。失敗は許されない。だからこそ、星野監督は緊張感を漂わせた。

 「例年になく思い切った補強。立花社長は前向きな、負けず嫌いの人ですから。非常に助かりましたね」と大型補強に成功したフロントに感謝する一方、「彼らをどう生かすか、考えないといけない。バリバリのメジャーリーガーですから」と早くも両外国人の操縦法に頭をめぐらせた。

 特にチーム不沈のカギを握ると思われるのがジョーンズだ。昨年末に夫婦間のゴタゴタを起こして暴行容疑で逮捕。年明けにはニコル夫人との離婚訴訟に進展した。メジャー通算434本塁打の看板は立派でも、昨年ソフトバンクで日本の野球になじめず、わずか登板1試合で帰国したペニーの二の舞いを演じられてはたまらない。

 「今年で3年目。戦力がそろったとかそろわないとかいう以前に、結果を求められることは覚悟している。とにかく結果を出すことだと、自分に言い聞かせている」

 星野監督も中日時代には落合、阪神では伊良部といった「クセ者」を操ってきた経験がある。2人の助っ人が額面通りの力を出してくれれば、攻撃力がアップすることは間違いない。球団創設9年目の悲願にグッと近づくはずだ。 

  (井上学)

 

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