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21日午前に官邸で行われた社会保障制度改革国民会議で、麻生太郎副総理兼財務相(72)は、高齢者などの終末期医療について「さっさと死ねるようにしてもらわないと」などと発言。午後に撤回するドタバタ劇を演じた。首相時代にも数々の失言で批判の的となった麻生氏だが、今回の安倍内閣でも期待通り?の失言第1号。安倍晋三首相(58)が最も頼りにする“お友達”の問題発言だけに、今後波紋が広がりそうだ。
同会議で麻生氏は「いいかげん死にたいと思っても『生きられますから』で生かされたんじゃかなわない」とした上で「しかも政府の金で(高額医療を)やってもらっていると思うと寝覚めが悪い。さっさと死ねるようにしてもらわないと」と発言。「私は少なくとも遺書を書いて『そういうことをしてもらう必要はない、さっさと死ぬから』と書いて渡しているが、そういうことができないと死ねません」と述べた。また、患者のことを「チューブの人間」とも表現した。
この一連の発言について、麻生氏は午後に「公の場で発言したことは適当でない面もあったと考える。当該部分については撤回する」とのコメントを発表。記者団に対しては「一般論ではなく、個人的なことを言った。終末医療のあるべき姿について意見したのではない」と釈明した。
失言の裏には、医療費増大への懸念があり、麻生氏は同会議で「高額医療を下げて、そのあと残存生命期間が何か月か、それにかける金が月に1千何百万円だという現実を、厚生労働省も一番よく知っている」とも述べた。高齢者医療が重い財政負担になっている現状を訴えたかったようだが、資産家としても有名な麻生氏は、少々口が滑りすぎたようだ。
◆麻生氏の主な問題発言
▼2006年1月 「(豪州の)シャロン首相の容体が極めて悪く、会議途中でそのままお葬式になると意味がない」(シドニーで予定されていた日米豪閣僚級安全保障対話が延期されたことに関連して)
▼06年7月 「金正日に感謝しないといけないな」(北朝鮮の事実上のミサイル発射で、主要国が重大な関心を持ったことについて)
▼07年7月 「7万8000円と1万6000円はどちらが高いか。アルツハイマーの人でもわかる」(国内外の米価を比較するたとえとして。翌日に謝罪、撤回)
▼09年6月 「惜敗を期して…」(都議選で立候補者のあいさつでの言い間違い)
(2013年1月22日06時02分 スポーツ報知)
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