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日揮の関係者が多い背景は
1月21日 8時15分

日揮の関係者が多い背景は
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今回、イスラム武装勢力に襲撃されたイナメナスの天然ガスの施設を巡っては日本のプラント建設大手「日揮」のグループが単独で設計や建設を請け負っていたため、当時、大勢の人が施設内にいて事件に巻き込まれた人が増えたとみられています。

日揮によりますと、事件が起きたイナメナスの天然ガスの施設はイギリスの石油会社、BPなど3社による合弁会社が発注し、これを日本のプラント建設大手で横浜市に本社がある「日揮」のグループが単独で受注していました。
関係者によりますと、施設の設計から機材の調達、それに建設までを日揮がグループ会社などとともに一手に請け負う形となり、首都アルジェの事務所からも社員らを派遣していたため、イスラム武装勢力に襲撃された当時は日本人17人を含む78人が事件に巻き込まれる形になったということです。
現場のイナメナスの天然ガス施設は7年前にいったん完成したあと、追加の工事が必要になり、当初から事業を中心的に請け負っていた日揮が再び多くの人員を投入して作業中に今回の事件に巻き込まれたということです。
事業を知る日揮の社員は「現場周辺の治安はイナメナスの施設の建設が始まっていた8年前にはすでに悪く、宿泊先と現場を移動する際も当時から軍の護衛がついていた。今回は日本人や日本企業が狙われたのではないと思うが、施設自体が襲撃されたことは残念だ」と話していました。

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