名古屋グランパスは20日、FW永井謙佑(23)がベルギー1部スタンダールへ完全移籍すると正式に発表した。移籍金1億円(推定)でクラブ間合意した。グランパスは22日に異例の移籍会見をセッティング。功労者の永井を盛大に送り出す。
過去にグランパスから海外へ移籍した選手は、07年オフのMF本田圭佑と09年オフのDF吉田麻也の2人(移籍先はともにオランダ・VVV)。2人とも移籍会見は開かれなかった。今回の永井の移籍会見は、クラブ初のケースになる。
クラブ側は「本田と吉田の場合はスケジュールの都合もあった」と前置きしつつ、「永井は五輪での活躍もあるし、問い合わせも多い。最後にけじめをつけてからヨーロッパへ行った方がいい」と説明した。
永井はベルギーへ渡って契約を結んだ後、18日にいったん帰国。プロとしてのキャリアをスタートした名古屋に公の場で別れを告げ、欧州に渡ることになる。 (木村尚公)
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