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【プロ野球】巨人・岸が1軍キャンプ抜てき2013年1月21日 紙面から シンデレラボーイ誕生の予感だ。巨人は20日、キャンプの1、2軍振り分けを発表。昨年7月に支配下選手登録された岸敬祐投手(26)が初めて1軍キャンプに抜てきされた。独立リーグから入団し、育成選手からはい上がった苦労人。大チャンスを生かそうと、キャンプでの猛アピールを意気込んだ。 「実りの多いキャンプにしたいですね」。この日はジャイアンツ球場で自主トレに励んだ。「まだ一足踏み出しただけ。結果を出し続けて、1軍に残りたい」。気持ちはより引き締まった。 昨季はイースタン・リーグの最優秀防御率を獲得した技巧派。ここまでは山あり谷ありの道のりだった。関学大ではアレルギー疾患で2年間プレーできず、4年生の時は就職活動。大手保険会社の内定をもらった。しかし、「後悔したくない」と思い、その内定を辞退。野球を選んだ。 関西独立リーグ、四国アイランドリーグplusと渡り歩き、時には月給8万円の薄給にも耐えた。巨人との契約も最初は育成契約。しかし、岸はめげなかった。「ちょっとずつ前にと思ってやってきた」。そんな左腕を見た原監督はこんなゲキを飛ばしたという。 「石川(ヤクルト)のような投手になれ!!」。もちろん、岸の気持ちも同じ。キャンプでは同じ技巧派の石川をお手本に、コントロールのよさをアピールする。目指すは育成契約からスタートして不動の中心選手に成長した山口。「しっかりとやり切りたい」。岸は自らの左腕でジャイアンツ・ドリームを勝ち取る覚悟だ。 (川越亮太) ▼岸敬祐(きし・けいすけ) 1987(昭和62)年1月16日、兵庫県西宮市生まれの26歳。180センチ、75キロ、左投げ左打ち。関学高、関学大時代とも全国大会への出場はなし。2009年は関西独立リーグの大阪、2010年は四国アイランドリーグplusの愛媛に所属し、2011年に育成ドラフト2位で巨人に入団。昨年は2軍の先発ローテに定着してイースタン・リーグで23試合に登板。8勝5敗、防御率2・36。1軍での登板はない。背番号は90。推定年俸530万円。 PR情報
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