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マンションでの持ち家は資産か?

Posted by tomonori on 2013年1月7日 in 不動産
昨日のテーマの
家を買うのと借りるのどっちがお得?に続く本日は

持ち家は資産なのか?

 

多くの方が思っているのが
「持ち家は資産である」
「持ち家は賃貸よりも有利」
という固定概念ではないでしょうか?
 
実はプロの目線からいうと答えはNOです。
住宅ローンを組んで家を買った場合、一般的な感覚としては
返した分だけ自分の資産になる
という考え方ではでしょうか?
 
実は、これは一つの落とし穴なのです。
住宅は買ったとたんに2、3割価値が下がる
販売側の利益が乗っているだけでなく、買ってすぐに売ろうとすれば
手数料がかかって結果としてそれぐらいは損をしてしまうのです。
したがって頭金は2割くらい入れないと、買った時点で債務超過(借金が資産を上回る状態)になりかねない。
 
また、経年劣化(年月を経て、品質や性能が低下すること)を考慮すると
家の価値は毎年のローン返済額と同じかそれ以上に落ちていくケースが多い。
そして、家の価値は
「住める・貸せる・売れる」の3点しかない。
 
ローンを返し終わった築35年のマンションに一体どれだけの価値があるのか? 
売っても貸しても大した金額にならず、買い手・借り手が簡単に見つかるとも限らないので
時間がかかればその分だけ損失は膨らむ。
 
住み続けるには大規模な改修や建替えで新しいマンションが買える位の費用がかかる事もある
三つの価値はいずれも大幅に減る事は分かっているので家は大きな資産になるとは言えない。
つまり、資産価値が全くないわけではないが
場合によっては賃貸よりも大きな支出にしかなりかねないという事です。
 
つまり「返済した分だけ自分のものになる」のではなく
「返済した分だけ消費していく」と考えたほうがより実態に近い。
住宅はいつか壊れて使えなくなるのだから
家を買う事は「家賃の長期前払い」といっても過言ではない。
 
結局、「持ち家は資産である」という考えは
経年劣化(企業会計で言う減価償却)を無視した無茶な考えであるかもしれない。
 
では……
 
マンションではなく

土地付きの一軒家ならば?

これを明日ひも解いていきましょう。

 

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